書店にて…

書店で貫井徳郎の「殺人症候群」の文庫を見つけ、その分厚さに途方に暮れてしまいました。前作、前々作と比べて倍近くの厚さです。
前作、前々作を読んでいないので、この「殺人症候群」を読むためには「失踪症候群」「誘拐症候群」を読まなければいけなく、非常に長い道のりです。こんなことならもっと前から前作、前々作を読んでおけば、今日というこの日に備えることができたのなぁと、まるで夏休みの最後の日に夏休みの宿題をやりだして後悔している小学生みたいな気分になりましたが、本を読むという行為に何でここまで後悔しなければいけないのだろうか。
スタージョンの「輝く断片」を見つけたので早速購入。
地方に住んでいるとマイナーな本というのは、なかなか手に入りにくいという状況にあるのであって、この「奇想コレクションシリーズ」なんかも、第一段の「夜更けのエントロピー」を書店で見かけたのが出版されてから三ヶ月ほど過ぎてからというくらいでした。しかし今では「奇想コレクションシリーズ」も知名度が上がったのか、すぐに入荷されるようになりほっと一安心。
しかし、先月出た「ヴィーナス・プラスＸ」はまだ未読。二ヶ月続けてスタージョンの本が出るという状況は冷静に考えればなにか異常な事態というか、世の中間違っているような気もするのだけれど、このままどんどん翻訳され続けて欲しいのが本音です。