貴子 潤一郎
物語そのものに設定はてんこ盛りだけれど、盛り込まれた設定はどこかで見たことのあるようなものばかり。そんな場合、たいていはつまらない話になりそうなものだけれども…
「解読のために何人もの人間が発狂し命を失った一枚の紙片」などなど自分好みの設定が多かったのでそれほど気にはならなかったという面を差し引いても、何故かおもしろい。素材が悪くても優秀な料理人は美味しい料理を作ってしまうということだろう。
しかし、ひそかに前作「眠り姫」の探偵真木シリーズのようなものをちょっと期待していたのだけれど、富士見ファンタジア文庫でそのようなものを期待するのはやはり間違っていました。
「解読のために何人もの人間が発狂し命を失った一枚の紙片」などなど自分好みの設定が多かったのでそれほど気にはならなかったという面を差し引いても、何故かおもしろい。素材が悪くても優秀な料理人は美味しい料理を作ってしまうということだろう。
しかし、ひそかに前作「眠り姫」の探偵真木シリーズのようなものをちょっと期待していたのだけれど、富士見ファンタジア文庫でそのようなものを期待するのはやはり間違っていました。
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