来月の気になる本　2005/8

「クドリャフカの順番」は書店を探し回って見つからなかったのであきらめてネットで買いましたが、「火星ノンストップ」の方もどうせ入荷している書店なんて無いだろうと早々とギブアップしてネットで注文したら、帰りに寄った書店で置いてあったので非常に悔しい思いをしました。
今回も、来月の気になる本です。
小川勝巳「まどろむベイビーキッス」角川文庫
久生十蘭「湖畔・ハムレット 久生十蘭作品集」講談社文芸文庫
最相葉月「あのころの未来」新潮文庫
星　新一「天国からの道」新潮文庫
星　新一「ふしぎな夢」新潮文庫
芦辺　拓「真説ルパン対ホームズ」創元推理文庫
エドモンド・ハミルトン「フューチャーメン暗殺計画/危機を呼ぶ赤い太陽」創元推理文庫
マイクル・ギルバート「空高く」ハヤカワ文庫
コリイ・ドクトロウ「マジックキングダムで落ちぶれて」ハヤカワ文庫
キース・ローマー「銀河のさすらいびと」ハヤカワ文庫
小川一水「老ヴォールの惑星」ハヤカワ文庫
カービー・マッコリー「闇の展覧会 敵」ハヤカワ文庫
山田正紀「ミステリ・オペラ(上)」ハヤカワ文庫
山田正紀「ミステリ・オペラ(下)」ハヤカワ文庫
神林長平「鏡像の敵」ハヤカワ文庫
田代裕彦「平井骸惚此中ニ有リ(５)」富士見ミステリー文庫
吉村萬壱「クチュクチュバーン」文春文庫
都筑道夫「都筑道夫少年小説コレクション（1）幽霊通信」本の雑誌社
都筑道夫「都筑道夫少年小説コレクション（2）幽霊博物館」本の雑誌社
古川日出男「ハーツ」祥伝社
スティーヴ・エリクソン「黒い時計の旅」白水ｕブックス
菊地秀行「インベーターストーリーズ」朝日ソノラマ
山田正紀「未来獣ヴァイヴ」朝日ソノラマ
「湖畔・ハムレット 久生十蘭作品集」は購入するかどうかはその他の収録作品によりけり。
「あのころの未来」は星新一の小説世界と科学を結びつけたもの。それに関係してか星新一の本が同じく二冊でます。
「天国からの道」は同人誌から発掘されたものとして昔SFマガジンに掲載されたことがありますが、それを考えるとこちらの方は再編集版というよりも未収録の作品を集めたものっぽいようです。
「ふしぎな夢」も同じかも知れませんが、ひょっとしたらふしぎ文学館として出版された「気まぐれスターダスト」の文庫化なのでしょうか。
マイクル・ギルバートは2003年に「捕虜収容所の死」と「スモールボーン氏は不在」がいきなり翻訳されて、両方ともなかなか面白かった覚えがあります。
「闇の展覧会 敵」ホラーは守備範囲外なのですが、スタージョンやジーン・ウルフの短編が収録されているので買わないわけにはいきません。
しかし、来月の目玉はなんといっても「都筑道夫少年小説コレクション」です。