イサベル・アジェンデ著 / 宮崎寿子 訳
大森望のオビの文句に騙されてもいいなと思いました。
「恩田陸の「上と外」にはまった人、あさのあつこの「バッテリー」にはまった人にお薦め。」
恩田陸の「上と外」はまだ読んでいませんが、「バッテリー」にははまりました。
「世界一の語り女が描く魔術的リアリズム」
世界一の語り女とくれば読みやすさは保証されたもの、魔術的リアリズムとくればもう読まないわけには行きません。
で、作者のイサベル・アジェンデって誰だ。
まあいいか。
で、読み終わってみると、フツーに面白い。
いや、なんというか主人公よりも主人公のおばあちゃんの方が面白いんですよ。しかし中盤以降主人公とおばあちゃんは離ればなれ。視点はあくまで主人公なので再び合流する終盤までおばあちゃんは出てこない。
主人公のことなんてどうでもいいから、おばあちゃんだせよ。
で、終盤ようやく登場したと思ったらなんだかフツーのおばあちゃんになってしまっている。なんだか魔法が解けた気分です。あ、作者の術中にはまってしまっていたってことか、これは。
物語の展開もそうなんだけれどキャラクター造形がうまい。裏切り者は誰なのかという謎も最高。確かに「世界一の語り女」というのは伊達じゃない。
「恩田陸の「上と外」にはまった人、あさのあつこの「バッテリー」にはまった人にお薦め。」
恩田陸の「上と外」はまだ読んでいませんが、「バッテリー」にははまりました。
「世界一の語り女が描く魔術的リアリズム」
世界一の語り女とくれば読みやすさは保証されたもの、魔術的リアリズムとくればもう読まないわけには行きません。
で、作者のイサベル・アジェンデって誰だ。
まあいいか。
で、読み終わってみると、フツーに面白い。
いや、なんというか主人公よりも主人公のおばあちゃんの方が面白いんですよ。しかし中盤以降主人公とおばあちゃんは離ればなれ。視点はあくまで主人公なので再び合流する終盤までおばあちゃんは出てこない。
主人公のことなんてどうでもいいから、おばあちゃんだせよ。
で、終盤ようやく登場したと思ったらなんだかフツーのおばあちゃんになってしまっている。なんだか魔法が解けた気分です。あ、作者の術中にはまってしまっていたってことか、これは。
物語の展開もそうなんだけれどキャラクター造形がうまい。裏切り者は誰なのかという謎も最高。確かに「世界一の語り女」というのは伊達じゃない。
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