今日も空は青いのか?

発展途上国では三秒に一人、命が失われているといいます。
同時に、
発展途上国では三秒に七人、新しい命が生まれています。
どちらも貧困がその理由です。
子供の死亡率が高いためと、子供の数＝労働力の多さであるために、生めよ増やせよ。
死をくい止めるよりも生をくい止める方が深刻な問題な気もします。

ブルースカイ

桜庭一樹著

凄い思い切った表紙ですが、「少女には向かない職業」で使われた表紙でも良かった気もします。とにかく目立ちますねぇ、この表紙は。
読後に思ったことはただ一つ、それにしても手厳しいなぁ桜庭一樹は、ということ。
第一部は少女という概念が存在しない中世ヨーロッパの話。第二部は少女という存在が絶滅した近未来のシンガポールの話。第三部は少女が全盛を誇っていた少し先の日本の話。
SF小説という点では第二部が面白い。そして手厳しいのも第二部。少女という存在に関して考えたこともなかったのである種目から鱗が落ちる思いでした。
根底を流れる物はは「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」や「少女には向かない職業」と同じでも見せ方が違う。
このまま行くと、大原まり子の後を継ぐような位置にたどり着くんじゃないかとも思ったのですがどうでしょう。まぁ、どちらでも構わないんですが、それにしても「エイリアン刑事」の完結編はどうなったんだろう。