田代 裕彦〔著〕
ああ、これはミステリとして読むよりもSFとして読んだ方が良いのかもしれません。そもそもサイトの紹介文からして「タイムパラドックス・サスペンス」なのですから。もっともSFとしてみた場合に何か目新しいことをやっているのかと言われるとそうでもないのですが。
話の内容をかいつまんで説明するならば、犯罪を犯してしまった自分を、過去に戻ってくい止めようとするお話。タイムトラベルの仕組みが独特であり、寿命が残っているのに死んでしまった場合、任意の時間に生き返ることができるという設定。ただし、過去に生き返る場合は自分が二人存在することになってしまうので、その場合は別の人物の体に生き返ることとなります。
主人公はよみがえった段階で生前の自分が誰だったのか忘れてしまったので、自分が誰だったのかを思い出すか生前の自分を見つけださなければいけないところがミステリとしての要の部分だけども、ほとんど手がかりは与えられないので半ば直感的。ただし読者の方は早い段階で予想がつくようになっていて、途中で全体の絵が見えたつもりになっていたのだけれどもまんまと騙されてしまいましたよ。
外見描写と内面描写のギャップがずっと気になっていたのですが、そういう設定になっていたということまでは頭が回りませんでした。
話の内容をかいつまんで説明するならば、犯罪を犯してしまった自分を、過去に戻ってくい止めようとするお話。タイムトラベルの仕組みが独特であり、寿命が残っているのに死んでしまった場合、任意の時間に生き返ることができるという設定。ただし、過去に生き返る場合は自分が二人存在することになってしまうので、その場合は別の人物の体に生き返ることとなります。
主人公はよみがえった段階で生前の自分が誰だったのか忘れてしまったので、自分が誰だったのかを思い出すか生前の自分を見つけださなければいけないところがミステリとしての要の部分だけども、ほとんど手がかりは与えられないので半ば直感的。ただし読者の方は早い段階で予想がつくようになっていて、途中で全体の絵が見えたつもりになっていたのだけれどもまんまと騙されてしまいましたよ。
外見描写と内面描写のギャップがずっと気になっていたのですが、そういう設定になっていたということまでは頭が回りませんでした。
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