畠中 恵著
どうにもこうにも都筑道夫の「砂絵シリーズ」を彷彿させてしまいます。作者が何処まで意識して書いているのかわかりませんが、読み手としては非常に困った問題です。
一太郎がセンセー、仁吉と佐助がマメゾー、その他の妖怪達がなめくじ長屋のその他面々とだぶらせてしまうわけです。で、何が問題かというと謎解きとして物足りないという部分です。人情推理帖という位置づけなので「砂絵シリーズ」と比較してしまうのは酷というものなんですが、今回は短編集だったのでよけいにそう感じてしまったのです。
それさえ気にならなければ、前作と同様、同じメンバーが登場する安定した短編集です。主人公は相変わらず病弱で、幼なじみの栄吉は相変わらず不味い菓子を作り続けています。今回はその不味い菓子を食った老人が急死するという事件が起きたりしますが…。
そんなこんなでこの先どういう展開をしていくのか気になるシリーズです。
それにしても今回は佐助の出番が少なかったのが気になりました。
一太郎がセンセー、仁吉と佐助がマメゾー、その他の妖怪達がなめくじ長屋のその他面々とだぶらせてしまうわけです。で、何が問題かというと謎解きとして物足りないという部分です。人情推理帖という位置づけなので「砂絵シリーズ」と比較してしまうのは酷というものなんですが、今回は短編集だったのでよけいにそう感じてしまったのです。
それさえ気にならなければ、前作と同様、同じメンバーが登場する安定した短編集です。主人公は相変わらず病弱で、幼なじみの栄吉は相変わらず不味い菓子を作り続けています。今回はその不味い菓子を食った老人が急死するという事件が起きたりしますが…。
そんなこんなでこの先どういう展開をしていくのか気になるシリーズです。
それにしても今回は佐助の出番が少なかったのが気になりました。
コメント