星野 之宣
今まで単行本に収録されなかった短編を集めた、いわば落ち穂拾い。掲載紙が休刊してしまったために中断してしまった作品が半分近くを占めているので星野之宣ファン向けの本でもあります。
SFマガジンで石原博士が科学的考証部分の間違いを叩き続けたせいもあって尻つぼみ的に終わってしまった「2001夜物語」の番外編は「KARC9000」の話でした。まあ良くも悪くも番外編といったところ。「KARC9000」のその後の話ですが、別に書かれなくっても良かった内容。
中断したままだった「Star Field」は「星野版バーサーカー」。しかし発掘したばかりの異星人の機械をよく調べもせずにいきなり動かしてしまったり、太古のコンピュータを動かす手段が「けっ飛ばす」だったりと、つっこみどころが満載。あとがきで作者が準備不足だったと書いているのですが、まさにその通り。しかし、星野之宣のあの絵で見せつけられると許してしまう部分もあります。
銀河系同士の衝突が大ネタとして用意してあったみたいなんだけれども、使われなかったネタは後の作品「メガクロス」で使用したということなので、中途半端になってしまうよりも中断してしまって良かったのかもしれません。
一番気に入ったのは「霧の惑星」。TVドラマ用の話を依頼されたときに考えた話だそうなのだけれども、このままドラマにすると予算不足になるため断られたという経緯があるそうです。
SFマガジンで石原博士が科学的考証部分の間違いを叩き続けたせいもあって尻つぼみ的に終わってしまった「2001夜物語」の番外編は「KARC9000」の話でした。まあ良くも悪くも番外編といったところ。「KARC9000」のその後の話ですが、別に書かれなくっても良かった内容。
中断したままだった「Star Field」は「星野版バーサーカー」。しかし発掘したばかりの異星人の機械をよく調べもせずにいきなり動かしてしまったり、太古のコンピュータを動かす手段が「けっ飛ばす」だったりと、つっこみどころが満載。あとがきで作者が準備不足だったと書いているのですが、まさにその通り。しかし、星野之宣のあの絵で見せつけられると許してしまう部分もあります。
銀河系同士の衝突が大ネタとして用意してあったみたいなんだけれども、使われなかったネタは後の作品「メガクロス」で使用したということなので、中途半端になってしまうよりも中断してしまって良かったのかもしれません。
一番気に入ったのは「霧の惑星」。TVドラマ用の話を依頼されたときに考えた話だそうなのだけれども、このままドラマにすると予算不足になるため断られたという経緯があるそうです。
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