ジョン・ザコーアー著 / ローレンス・ゲイネム著 / 斉藤 伯好訳
オビにはユーモアSFなどと書かれているけれども、ユーモアじゃお上品すぎます。単なるバカSF。もちろんこれはほめ言葉です。
冒頭の献辞からして既にふざけているので、裏表紙見返りの著者経歴も、普通に考えれば多才な人となるはずなんだけれども、ふざけているようにしか見えないのが凄い。
しかし原著の気合いの入った表紙を見てしまうと、田中啓文の「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で見せた力のいれ具合をどうしてこの本でも見せてくれなかったのだろうと思ってしまいます。非常に残念。ちなみにこの本、青背ではなく白背。青背で原著の表紙だったならばその英断と暴挙を手放しで絶賛していたところなんだけど……。
だけど気合いがはいっているのは表紙だけではありません。笑えるかどうかはともかく1ページに一カ所は笑いどころがあり、ダグラス・アダムスの「銀河ヒッチハイク・ガイド」が楽しめた人なら大丈夫じゃないかな。さすが冒頭でダグラス・アダムスに言及しているだけのことはあります。新刊案内を見たときには驚いたんだけども、意外な掘り出し物でしたよ。
冒頭の献辞からして既にふざけているので、裏表紙見返りの著者経歴も、普通に考えれば多才な人となるはずなんだけれども、ふざけているようにしか見えないのが凄い。
しかし原著の気合いの入った表紙を見てしまうと、田中啓文の「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で見せた力のいれ具合をどうしてこの本でも見せてくれなかったのだろうと思ってしまいます。非常に残念。ちなみにこの本、青背ではなく白背。青背で原著の表紙だったならばその英断と暴挙を手放しで絶賛していたところなんだけど……。
だけど気合いがはいっているのは表紙だけではありません。笑えるかどうかはともかく1ページに一カ所は笑いどころがあり、ダグラス・アダムスの「銀河ヒッチハイク・ガイド」が楽しめた人なら大丈夫じゃないかな。さすが冒頭でダグラス・アダムスに言及しているだけのことはあります。新刊案内を見たときには驚いたんだけども、意外な掘り出し物でしたよ。
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