スティーヴン・ブルースト著 / 金子 司訳
妖術と呪術の二系統のいわゆる魔法が存在する世界。死んでも魂が完全に肉体から離れなければ生き返ることができたりもする。つまり運が良ければ死んでも復活できるけど、運が悪ければそのまま失われてしまう。かつて「ウィザードリィ」にはまった身としてはちょっぴりグッとくる設定だったりします。おまけに瞬間移動の魔法付き。一見何でもありの世界のようにも見えるけれども一定のルールが定まっており、要するにそのルールの範囲内で無理難題をいかに解決するのかというところが見所になるのでしょう。
主人公は妖術も呪術も使え、独自の情報網を持つ暗殺者で、設定だけ見れば完全無欠の設定だけれども、実際は仲間に頼り切っていたりするので主人公のスタンドプレイにはならずチームプレイの物語になっているあたりもうまく出来ています。
難点は、全19巻になる予定でありながら20年かかってまだ9巻までしか出ていないこと、しかも全19巻という予定も作者が途中で飽きなければという条件付き。もっとも基本的に一話完結のようなので、あまり大きな難点でもありませんが。
主人公は妖術も呪術も使え、独自の情報網を持つ暗殺者で、設定だけ見れば完全無欠の設定だけれども、実際は仲間に頼り切っていたりするので主人公のスタンドプレイにはならずチームプレイの物語になっているあたりもうまく出来ています。
難点は、全19巻になる予定でありながら20年かかってまだ9巻までしか出ていないこと、しかも全19巻という予定も作者が途中で飽きなければという条件付き。もっとも基本的に一話完結のようなので、あまり大きな難点でもありませんが。
コメント
この本、買って積んであります。面白かったら続巻も買おうと思ったんですけど、けっこう面白そうですね。二巻が出る前に読まなきゃ。
20年かかってまだ9巻というのを考えると、完結するのは望み薄な気がしまするので、あくまで一話完結で今後も話が進んでくれるといいのですが。