藤岡 真著
うーん、面白い。
傾向としては前作の「ギブソン」と同じような傾向の話で、バカミスじゃありません。
「白菊」にまつわる謎の解明がメインとなるかと思いきや、依頼者の失踪や時折はさまれる記憶喪失者の話などと、話が迷走するというか、どんな場所に着地するのが見えないまま突き進んでいくのですが、最後はしっかりと見事に着地。それも予想外の場所へ。主人公はテレビ番組では超能力者として知られているけれども、実は超能力なんて持っていなく、持ち前の推理力と綿密な調査で凌いでいるという設定。若干、そんなにうまく行くのかと思ったりもするんだけれども、それが納得いく形でうまくいく。超能力ネタが見事に反転する部分はある種の感動すら覚えます。駄目な人は全く駄目かもしれないけど。
こりゃ、たしかに続編を期待するなあ。続編はミステリじゃなくってもいいよと思ったりもします。
しかし、以前から感じていたこの雰囲気というか文章の読み心地、どこか人工的で不自然さがあるなあと思っていたけれども、そうだったのか泡坂妻夫だったのか。泡坂妻夫のような遊び心の部分を作者自身もある程度意識しているようだし、今後がものすごく楽しみですよ。
傾向としては前作の「ギブソン」と同じような傾向の話で、バカミスじゃありません。
「白菊」にまつわる謎の解明がメインとなるかと思いきや、依頼者の失踪や時折はさまれる記憶喪失者の話などと、話が迷走するというか、どんな場所に着地するのが見えないまま突き進んでいくのですが、最後はしっかりと見事に着地。それも予想外の場所へ。主人公はテレビ番組では超能力者として知られているけれども、実は超能力なんて持っていなく、持ち前の推理力と綿密な調査で凌いでいるという設定。若干、そんなにうまく行くのかと思ったりもするんだけれども、それが納得いく形でうまくいく。超能力ネタが見事に反転する部分はある種の感動すら覚えます。駄目な人は全く駄目かもしれないけど。
こりゃ、たしかに続編を期待するなあ。続編はミステリじゃなくってもいいよと思ったりもします。
しかし、以前から感じていたこの雰囲気というか文章の読み心地、どこか人工的で不自然さがあるなあと思っていたけれども、そうだったのか泡坂妻夫だったのか。泡坂妻夫のような遊び心の部分を作者自身もある程度意識しているようだし、今後がものすごく楽しみですよ。
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