ジェイムズ・クラムリー著 / 小鷹 信光訳
ジェイムズ・クラムリーの「明日なき二人」が文庫化されたのだけども困ったことに前作の「友よ戦いの果てに」が積読のままなのであります。
だったらつべこべ言わずに「友よ戦いの果てに」の方を先に読めばいいのだけれども、発掘しなければ見つけることができない状態。で、発掘しなければ見つけることが出来ない状態というのは、発掘作業をし始めれば積読のままだった他の本や、再読したくなるような本が見つかるということであって、運が良ければ「友よ戦いの果てに」を読むことが出来るのだけれども、そのような可能性はほとんど無きに等しいのであります。
で、さらに言えば、「さらば甘き口づけ」・「酔いどれの誇り」・「ダンシング・ベア」もどんな話だったのかすっかり忘れている始末。仕方ないので今回はあきらめようと思ったのだけれども、そうなればそうなったで、オレの中のハードボイルド分が足りねえんだよお、とばかりに肉体が訴えてきたので「明日なき二人」を勢いに任せて読みました。
「酔いどれの誇り」の主人公ミロがようやく53歳の誕生日を迎え、父親の遺産相続が出来るという話なんですが、相続しようと銀行に行ったら遺産管理していた銀行員が遺産全部を持ち逃げしてしまっていたという展開。C・W・シュグルーのほうはシュグルーの方で、何者かに命を狙われショックで引きこもり状態。幸せとは対極の位置にいる二人です。闇雲に復讐や怒りに身を任せて行動するわけでもなく、もっとも欲望のままに行動していたりもすることもあるけれど、タフな二人の暴走ドライブに付き合うのはなかなか愉快な読書です。
たっぷり補充させてもらいましたよ、ハードボイルド分を。
だったらつべこべ言わずに「友よ戦いの果てに」の方を先に読めばいいのだけれども、発掘しなければ見つけることができない状態。で、発掘しなければ見つけることが出来ない状態というのは、発掘作業をし始めれば積読のままだった他の本や、再読したくなるような本が見つかるということであって、運が良ければ「友よ戦いの果てに」を読むことが出来るのだけれども、そのような可能性はほとんど無きに等しいのであります。
で、さらに言えば、「さらば甘き口づけ」・「酔いどれの誇り」・「ダンシング・ベア」もどんな話だったのかすっかり忘れている始末。仕方ないので今回はあきらめようと思ったのだけれども、そうなればそうなったで、オレの中のハードボイルド分が足りねえんだよお、とばかりに肉体が訴えてきたので「明日なき二人」を勢いに任せて読みました。
「酔いどれの誇り」の主人公ミロがようやく53歳の誕生日を迎え、父親の遺産相続が出来るという話なんですが、相続しようと銀行に行ったら遺産管理していた銀行員が遺産全部を持ち逃げしてしまっていたという展開。C・W・シュグルーのほうはシュグルーの方で、何者かに命を狙われショックで引きこもり状態。幸せとは対極の位置にいる二人です。闇雲に復讐や怒りに身を任せて行動するわけでもなく、もっとも欲望のままに行動していたりもすることもあるけれど、タフな二人の暴走ドライブに付き合うのはなかなか愉快な読書です。
たっぷり補充させてもらいましたよ、ハードボイルド分を。
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