シルヴィア・ウォー著 / 金子 ゆき子訳
「いつか、星にほほえみを」の紹介文を読んで、これって「ベティアンよ帰れ」じゃないかって思って興味が出てきたんだけれども、残念なことに三部作の完結編でした。いきなり完結編から読むわけにもいかず、一抹の不安はあるものの、ハズレだったとしてもまあいいかと一作目の「さよなら、星のむこうへ」を読んでみることにしたのです。
一作目の方では、主人公と父親はひそかに地球を調査しに来ていた宇宙人という設定。主人公が六歳のときから地球にやってきてそれから五年が経過した後の話です。クリスマスを二週間後に控えたある日、主人公は父親から故郷へ帰らなければいけなくなったことを知らされます。しかし主人公にとっての故郷はすでに地球となっていた。
というのが始まりなんですが……。悪くはないんですがどうも後半の展開が父親のパートと主人公のパートと二つに分かれてしまい、それがどっちつかずで中途半端な感じだし、すれっからしの身となってしまった私にはどうにも物足りない。ハズレじゃないけど当たりでもないなと思っていたのですが……。
最後まで読んでみる価値はありました。ラストの一ページはとても素晴らしい。もちろんこんなセリフ普通は言わないだろうってことも十分承知してはいるのだけれども、この一ページのおかげで全てが救われた気分でありました。
こういう話もたまにはいいかな。
一作目の方では、主人公と父親はひそかに地球を調査しに来ていた宇宙人という設定。主人公が六歳のときから地球にやってきてそれから五年が経過した後の話です。クリスマスを二週間後に控えたある日、主人公は父親から故郷へ帰らなければいけなくなったことを知らされます。しかし主人公にとっての故郷はすでに地球となっていた。
というのが始まりなんですが……。悪くはないんですがどうも後半の展開が父親のパートと主人公のパートと二つに分かれてしまい、それがどっちつかずで中途半端な感じだし、すれっからしの身となってしまった私にはどうにも物足りない。ハズレじゃないけど当たりでもないなと思っていたのですが……。
最後まで読んでみる価値はありました。ラストの一ページはとても素晴らしい。もちろんこんなセリフ普通は言わないだろうってことも十分承知してはいるのだけれども、この一ページのおかげで全てが救われた気分でありました。
こういう話もたまにはいいかな。
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