マイクル・ムアコック著 / 井辻 朱美訳
開巻早々いきなり瀕死のエルリックですが、助かったと思いきやいきなりど派手な展開です。
エレコーゼ、コルム、ホークムーンといった他のシリーズキャラクターが揃い踏みして多次元をまたに掛ける敵との戦い。戦うためのエネルギーを得るためにいくつもの宇宙がいとも簡単に消滅させられるくだりは、なにか悪い冗談を聞かされているかのような気もしてきます。SFとかファンタジーとか言った括りでまとめてしまうよりも、ムアコック世界というジャンルでとらえた方がいいのかも。
しかし、それにしてもエルリックにかかわる人間の死亡率の高さには参ります。スミオーガン伯爵なんていい味だしているなあと思っていたら次の話ではエルリックに見捨てられてあっさりお亡くなりになられます。
まあ、自分のことで精一杯という面もあるのだろうけども、関わり合いたくない主人公の五本指に入るかもしれません。
関わり合いたくないといえば、この世界の魔法というのは召還魔法が主のようなので、エルリックが魔法を使うと他の次元の生物が呼び出されることになるのだけれども、呼び出される方が「もうこれっきりにしてくれ」などと文句をいったりして、迷惑かけっぱなしの人生だねエルリックって。
エレコーゼ、コルム、ホークムーンといった他のシリーズキャラクターが揃い踏みして多次元をまたに掛ける敵との戦い。戦うためのエネルギーを得るためにいくつもの宇宙がいとも簡単に消滅させられるくだりは、なにか悪い冗談を聞かされているかのような気もしてきます。SFとかファンタジーとか言った括りでまとめてしまうよりも、ムアコック世界というジャンルでとらえた方がいいのかも。
しかし、それにしてもエルリックにかかわる人間の死亡率の高さには参ります。スミオーガン伯爵なんていい味だしているなあと思っていたら次の話ではエルリックに見捨てられてあっさりお亡くなりになられます。
まあ、自分のことで精一杯という面もあるのだろうけども、関わり合いたくない主人公の五本指に入るかもしれません。
関わり合いたくないといえば、この世界の魔法というのは召還魔法が主のようなので、エルリックが魔法を使うと他の次元の生物が呼び出されることになるのだけれども、呼び出される方が「もうこれっきりにしてくれ」などと文句をいったりして、迷惑かけっぱなしの人生だねエルリックって。
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