来月の気になる本 2005/8

「純粋理性批判殺人事件(上)(下)」 マイケル・グレゴリオ 角川文庫
「ほとんど無害(仮)」 ダグラス・アダムス 河出文庫
「親不孝通りディテクティブ」 北森鴻 講談社文庫
「林真紅郎と五つの謎」 乾くるみ 光文社文庫
「ハナシがちがう!」 田中啓文 集英社文庫
「ハマースミスのうじ虫」 ウィリアム・モール 創元推理文庫
「中村雅楽探偵全集1 團十郎切腹事件」 戸板康二 創元推理文庫
「ニュートンズ・ウェイク」 ケン・マクラウド ハヤカワ文庫SF
「地球人のお荷物」 アンダースン&ディクスン ハヤカワ文庫SF
「バッド・ニュース」 ドナルド・E・ウェストレイク ハヤカワ・ミステリ文庫
「月光とアムネジア」 牧野修 ハヤカワ文庫JA
「七王国の玉座(4)」 ジョージ・R・R・マーティン ハヤカワ文庫SF
「新装版ロケットガール(1)」 野尻抱介 富士見ファンタジア文庫
「奇妙な果実殺人事件」 藤田宜永 双葉文庫
「天涯の砦」 小川一水 ハヤカワSFシリーズJコレクション
「八月の熱い雨 便利屋〈ダブルフォロー〉奮闘記」 山之内正文 東京創元社ミステリ・フロンティア
「月曜日は赤」 ニコラ・モーガン 東京創元社
「ボトルネック」 米澤穂信 新潮社
来月は今月に比べれば少ないので一安心でした。
さて、タイトルだけものすごく気になるのが「純粋理性批判殺人事件」ですが、なんとなくタイトルだけで終わってしまうそうな気もします。
タイトルといえば「ほとんど無害(仮)」と「(仮)」がついてるけども、一巻でこの言葉を使った以上五巻はこのタイトルにしなきゃまずいだろう。ダグラス・アダムスがこだわったんだからさ。それともひょっとしてコレが正式な題名?
東京創元社では「ハマースミスのうじ虫」が意表をつく登場です。延びに延びた「中村雅楽探偵全集」もようやくスタートか。
しかし東京創元社で一番気になるのは、私もちょっとは持っている共感覚を主題にしたファンタジー「月曜日は赤」です。
早川書房からはニュー・スペースオペラ続きでケン・マクラウドの「ニュートンズ・ウェイク」。私にとってはグッド・ニュースの「バッド・ニュース」はドートマンダーシリーズ物。
富士見ファンタジア文庫からは野尻抱介の<ロケットガール>シリーズが新装版となって登場しますが、やっぱり早川には移籍せずにこっちで出ましたか。そろそろ新作を期待したいところなんだけど、取材は好きだけど書くのは嫌いと公言している人だからなあ。
書くのは嫌いと言っている野尻抱介とは正反対の小川一水の新作はJコレクションから。なにやら今度はサバイバルらしいですが。
復刊と言えば藤田宜永の珍しい本格ミステリ「奇妙な果実殺人事件」が双葉文庫から復刊。
米澤穂信「ボトルネック」が新潮社からって、かなりハイペースで書いているなあ。

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