はやみね かおる〔著〕
ま、正直本音を言えばお話としては物足りないんだけれども、そんな事言うのは野暮な話だよなあ、やっぱり。最初っからどんな傾向の話なのかわかっていたんだしね。
個々の謎も解き明かされてみれば納得出来る反面、現実問題としてとらえてみればかなり不自然な部分が多く、あまりに不自然すぎやしないかとつっこみを入れたくもなってしまう。しかし、それはまあ欠点といえば欠点に違いないんだけど、それを補う他の要素がそれらの欠点を大きく上回っているので、やはりそんな部分に文句を言うのもやっぱり野暮というものだ。
むしろそんな欠点の部分も含めて、いろいろと推理をしたり考えたりすることができて、そして読み終えて爽やかな気持ちになれる本というのはいいもんだね。少なくとも子供の時にこういう本に出合っていたならばどんなに楽しかっただろうか。
もっとも、大人になるとこういう本ばかり読んでいるのでは物足りなくなってしまうわけで、偶に読むのに丁度いい本ということになってしまうんだけどね。
個々の謎も解き明かされてみれば納得出来る反面、現実問題としてとらえてみればかなり不自然な部分が多く、あまりに不自然すぎやしないかとつっこみを入れたくもなってしまう。しかし、それはまあ欠点といえば欠点に違いないんだけど、それを補う他の要素がそれらの欠点を大きく上回っているので、やはりそんな部分に文句を言うのもやっぱり野暮というものだ。
むしろそんな欠点の部分も含めて、いろいろと推理をしたり考えたりすることができて、そして読み終えて爽やかな気持ちになれる本というのはいいもんだね。少なくとも子供の時にこういう本に出合っていたならばどんなに楽しかっただろうか。
もっとも、大人になるとこういう本ばかり読んでいるのでは物足りなくなってしまうわけで、偶に読むのに丁度いい本ということになってしまうんだけどね。
コメント
確かに不自然、というか強引な部分は多いですよね。それにしても、リアルタイムでシリーズの新刊を待ち望んだ子供心には、面白い!と思ったものです。それに、子供にしてみれば、ミステリーとしての重要性というよりは、そのテーマにじーんときたものです。わかってくれる大人はいるんだ!みたいな。
このシリーズは僕にとっては、いい読書案内(ミステリ限定ですが)でもありました。
そうですね、扱っているテーマは子供だったら共感してしまいますよね。
そういう意味では、子供の頃に読めた人がうらやましいです。