ロバート・F.ヤング著 / 桐山 芳男編
ようやく読めましたよ「ピーナツバター作戦」。
ピンク色のかわいらしい判型の本で、もうそれだけでも満足。いやもう中身が面白いかどうかなんて問題ではなく読むことが出来ればいいんですよ、といいたくもなってしまいます。
で、肝心の内容の方はといえば、全五編なので分量的に物足りません。しかし、ヤングの話ってのは一度に大量に読むようなものではなくって、偶に少しずつ読むのがいい話でもあるので、このくらいで丁度いいのかも。翻訳があまりされないのが飢餓感を生むわけで、一年に一編くらい翻訳されると丁度いいんじゃないのかな。
「ジョナサンと宇宙くじら」を読んだのはかなり昔のことで、ヤングの小説ってのは、良く言えばロマンティック、悪く言えば甘ったるい、小説というイメージだけが残っていたのですが、いざ読んでみるとロマンティックではあるけど甘ったるくはないといったところで一安心。さすがにヤングの小説に感情移入して読むような年でもなくなり、ある程度突き放して読むことができたせいでしょうか。
もちろんそれ以外の理由として、途中の展開はどうであれラストシーンのすばらしさというか、ここは絶対にこの言葉、この場面で終わらせるだろうというこちらの希望通りの終わらせ方をしてくれることもその一つ。
「ピーナツバター作戦」のラストシーンはやはり天から降る水ともう一つの場所から流れ落ちる水が重なるから心にひびくわけだし、「われらが栄光の星」のラストは主人公のあのセリフで終わるから素敵なわけですよ。
あと、ストリッパーという職業の登場率の高さに、思わずウールリッチの小説を思い出したんだけど、ヒロインをおとしめさせる描き方としては時代性を感じさせるなあ。こだわりを感じると言うよりもステレオタイプ的な描き方だと思いましたよ。
ピンク色のかわいらしい判型の本で、もうそれだけでも満足。いやもう中身が面白いかどうかなんて問題ではなく読むことが出来ればいいんですよ、といいたくもなってしまいます。
で、肝心の内容の方はといえば、全五編なので分量的に物足りません。しかし、ヤングの話ってのは一度に大量に読むようなものではなくって、偶に少しずつ読むのがいい話でもあるので、このくらいで丁度いいのかも。翻訳があまりされないのが飢餓感を生むわけで、一年に一編くらい翻訳されると丁度いいんじゃないのかな。
「ジョナサンと宇宙くじら」を読んだのはかなり昔のことで、ヤングの小説ってのは、良く言えばロマンティック、悪く言えば甘ったるい、小説というイメージだけが残っていたのですが、いざ読んでみるとロマンティックではあるけど甘ったるくはないといったところで一安心。さすがにヤングの小説に感情移入して読むような年でもなくなり、ある程度突き放して読むことができたせいでしょうか。
もちろんそれ以外の理由として、途中の展開はどうであれラストシーンのすばらしさというか、ここは絶対にこの言葉、この場面で終わらせるだろうというこちらの希望通りの終わらせ方をしてくれることもその一つ。
「ピーナツバター作戦」のラストシーンはやはり天から降る水ともう一つの場所から流れ落ちる水が重なるから心にひびくわけだし、「われらが栄光の星」のラストは主人公のあのセリフで終わるから素敵なわけですよ。
あと、ストリッパーという職業の登場率の高さに、思わずウールリッチの小説を思い出したんだけど、ヒロインをおとしめさせる描き方としては時代性を感じさせるなあ。こだわりを感じると言うよりもステレオタイプ的な描き方だと思いましたよ。
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