児玉 清著
別にけちをつけるつもりはないのだけれども、こうして文章に書いてしまうとけちをつけているようにしか見えないわけで、困ったものですがまあ仕方ありません。
要するに物足りないわけですよ。
児玉清が海外の本も原著で読むほどの読書家であることは知っていたし、読み手としてもかなりのものらしいことも耳にしていたのだけれども、こうして読んでみると単なる褒め褒めおじさんに過ぎないようにしか見えないわけです。
別に褒め褒めおじさんでも構わないんだけれども、褒めている本が海外のエンターテインメント系ミステリのベストセラー系が大半を占めているとなると、見落としている面白い本がないかどうかを期待している身としてはがっかりするのです。だからといってそれら全てを自分が読んでいるのかといえばそうでもなく、読んでいない本の方が多いんですけどね。
褒めているわりには読んでみたくなる気がほとんど起こらないのも困ったもので、ついつい比較してしまうのが内藤陳の<読ま死ね>シリーズ。同じ紹介の仕方であっても内藤陳の方が読んでみたくなる度が遙かに高く、そのあたりは児玉清の上品さみたいな物がやっぱり邪魔しているんじゃないかな。
「ジャック・ヒギンズを知らない?死んで欲しいと思う」
などとは決して言わないだろう。
要するに物足りないわけですよ。
児玉清が海外の本も原著で読むほどの読書家であることは知っていたし、読み手としてもかなりのものらしいことも耳にしていたのだけれども、こうして読んでみると単なる褒め褒めおじさんに過ぎないようにしか見えないわけです。
別に褒め褒めおじさんでも構わないんだけれども、褒めている本が海外のエンターテインメント系ミステリのベストセラー系が大半を占めているとなると、見落としている面白い本がないかどうかを期待している身としてはがっかりするのです。だからといってそれら全てを自分が読んでいるのかといえばそうでもなく、読んでいない本の方が多いんですけどね。
褒めているわりには読んでみたくなる気がほとんど起こらないのも困ったもので、ついつい比較してしまうのが内藤陳の<読ま死ね>シリーズ。同じ紹介の仕方であっても内藤陳の方が読んでみたくなる度が遙かに高く、そのあたりは児玉清の上品さみたいな物がやっぱり邪魔しているんじゃないかな。
「ジャック・ヒギンズを知らない?死んで欲しいと思う」
などとは決して言わないだろう。
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