来月の気になる本 2007/8

『やどかりとペットボトル』池上永一 角川文庫
『ばいばい、アース(1)理由の少女』冲方 丁 角川文庫
『破裂(上下)』久坂部 羊 幻冬舎文庫
『さよならの代わりに』貫井徳郎 幻冬舎文庫
『逃亡くそたわけ』絲山秋子 講談社文庫
『冷たい校舎の時は止まる(上下)』辻村深月 講談社文庫
『雨恋』松尾由美 新潮文庫
『ウォー・サーフ(上下)』M・M・バックナー ハヤカワ文庫SF
『キルン・ピープル(上下)』デイヴィッド・ブリン ハヤカワ文庫SF
『火星の長城』アレステア・レナルズ ハヤカワ文庫SF
『ウニバーサル・スタジオ』北野勇作 ハヤカワ文庫JA
『銀輪の覇者(上下)』斉藤 純 ハヤカワ文庫JA
『リ・ジェネシス』東野 司 扶桑社ミステリ
『紅楼夢の殺人』芦辺 拓 文春文庫
『ぬかるんでから』佐藤哲也 文春文庫
『ソロモンの犬』道尾秀介 文藝春秋
『インシテミル』米澤穂信 文藝春秋
『SF奇書天外』北原尚彦 東京創元社
『ドッグ・ウォーカー』アーサー・ブラッドフォード 角川書店
『日本SF・幼年期の終り』早川書房編集部編 早川書房
去年の11月に出たばかりだというのに早くも文庫化された『やどかりとペットボトル』はエッセイ集なんだけれども、この人のエッセイは小説と同様パワフルに面白いので楽しみ。
今でも「Aケア」だとか「漆原糾」とかで検索してくる人がいる『廃用身』の久坂部羊の二作目も文庫化。しかし、来月は上下巻に版冊された物が多すぎます。多すぎるといえば、文庫化されたら読んでみようと思っていた本が、大量に文庫化されてしまったのでうれしい反面、そんなにも読むことが出来ない実情を考えると素直に喜ぶことが出来ないのが悲しいところ。とりあえず、SFだからといって無条件に読もうとするのは控えよう。
アレステア・レナルズの本は、短編集だけれども、多分分厚いんだろうなあ。しかし、名作復刊は来月も出なくって、これはたまたま出ないだけで、終わっちゃったわけじゃないんだよね?コニー・ウィリスの『わが愛しき娘たちよ』は復刊じゃなくって重版だし、ちょっと不安です。
米澤穂信は9月あたりには<古典部>シリーズの短編が一冊にまとまるそうなので、こちらもまた楽しみです。

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