王狼たちの戦旗(1)

王狼たちの戦旗 (1)

  •  ジョージ・R.R.マーティン/岡部 宏之/
  • 販売元/出版社 早川書房
  • 発売日 2007-03

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最終巻が出てからまとめて読もうなどとは思ってなかったんですが、ついつい他の本のほうばかり先に手を出してしまって、結局はまとめて読むことになってしまいました。読めば面白いことはわかってはいるんだけれども、記憶力と読書力の衰えを感じ始めた今日この頃、登場人物の多さと話の長さに躊躇してしまうところがあるんだよねえ。
スターク家以外の人物からの視点も増えて、とにかくいろんなところでいろんな人々が何かしらの企みを持っていることがわかるわけで、人の数だけ物語が存在するのだというこということをあらためて実感したというか、実感できる物語になっていて、ある意味非常に生々しく、よくもまあここまで書き込んだものだと感心するばかりです。
もっとも視点人物が増えたからといって、その人物が最後まで平穏無事に過ごすことができるのかといえばそんなことはなく、スターク家の人々だって物語の最後まで生き延びる保証がないわけで、特に末っ子あたりは途中で退場してしまうそうな感じがしてならない。

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