来月の気になる本 2008/1

『逆襲の地平線』逢坂剛 新潮文庫
『写楽・考蓮丈那智フィールドファイル(3)』北森鴻 新潮文庫
『蠅の王』田中啓文 角川ホラー文庫
『魔女の隠れ里<名探偵夢水清志郎事件ノート>』はやみねかおる 講談社文庫
『鼠舞』田中文雄 講談社文庫
『精霊探偵』梶尾真治 新潮文庫
『司政官 全短編』眉村卓 創元SF文庫
『瑠璃の契り旗師・冬狐堂』北森鴻 文春文庫
『月読』太田忠司 文春文庫
『夏の涯ての島』イアン・R・マクラウド 早川書房
『Boy’s Surface』円城塔 早川書房
『伯林星列』野阿梓 徳間書店
『犯罪ホロスコープ』法月綸太郎 光文社
今年もまだ13日ばかり残ってますが、来年の気になる本です。今のところいつもより少な目で、これは積読を消化せよという天の声なのかなと思わないでもないのですが、そのあたりはちょっと後回しにして……。
逢坂剛の『逆襲の地平線』は『アリゾナ無宿』の続編。前作が面白かったので今回も単純明快なエンターテインメントとして楽しめるんじゃないかな。
田中啓文の『蠅の王』は題名からすると徳間から出ていた『ベルゼブブ』のようだけれども実際のところはどうなんだろうか。
田中文雄の『鼠舞』も題名からするとかつてSFマガジンに連載していたものらしいのだが、連載が終了してもそれっきりだったのでちょっと気にはなっていたんだけど、ようやく本としてまとまるらしくてめでたしめでたし。
ようやくまとまるといえば、眉村卓の<司政官>シリーズの短編が一冊にまとまる。けど眉村卓ってほとんど読んでいないんだよなあ。
「わが家のサッカーボール」がちょっと印象に残っているイアン・R・マクラウドの短編集がプラチナ・ファンタジイから出るわけだけど、赤木かん子編『変身願望~メタモルフォーゼ SFセレクション』にこの話が収録されていたときには驚きました。
円城塔の短編集が早くも登場する一方で、ようやく出るのが野阿梓の『伯林星列』、今回はSFではないようだけどね。
で、冒頭にも書いたようにまだ13日も残っているのですが、自分の中ではどうにもこうにも読む気力がなくなってしまって今年はどうあがいても積読本として残ってしまうことがほぼ確実な本を自戒の意味を込めて記しておきます。
戸板康二『中村雅楽探偵全集2 グリーン車の子供』
前巻の『團十郎切腹事件』は読んだんだけど、感想も書いていません。つまらなかったというわけじゃあないのですが、知識不足という面もふくめて戸板康二を読むにはどうやら時期早々という感じです。読んでいてもお前にはまだ早いと言われている気がしてならない時があります。
目黒条『世界人類がセックスレスでありますように』
ちょっと気になった本だったのでプレゼント応募したら当たった本です。何故気になったのかといえば、この記事によれば目黒条氏の父親は……。
しかし無料で手に入れた本というのは、絶対に読みたいというモチベーションが無いと積読になってしまいがちです。身銭を切って手に入れた本であれば元を取らなければという卑しい気持ちがあるので多少モチベーションが低くても読むのですが。
ジェフリー・A・カーヴァー『スターバースト』『スターストリーム』
ネットで中古CDを買おうとしたときに送料を無料とするための帳尻あわせで買ったものです。したがって読みたいというモチベーションがかなり低いので積読のままです。
550ページ近くと意外と分厚いのも積読のままの原因の一つです。表紙のデザインは岩郷引力氏。この頃はまだ引力だったんだね。
とりあえず今年の未読率は5%未満だから、まあがんばって読んでいるほうなんじゃないかと勝手に思っています。
といいながら『ラナーク』を読むのはいつのことになるやら。

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