- 著 日下 三蔵/
- 販売元/出版社 早川書房
- 発売日 2007-11
非常にコンパクトによくまとまったブックガイドだねえ、これは。なので分量的には物足りない部分も多分にある。
選択された作品の善し悪しに関しては、実物が存在するわけではないので自分だったならこの作品を選ぶ、なんて気持ちはまったくないんだけど、それにしても読んでいない作品が多すぎる。こんなに読んでいないのにSFが好きだなどと公言していて良いのだろうかと自分自身を問いつめたくもなると同時に穴があったら入りたくなるほど自分自身を恥じている。
しかし問題なのは、ここで改心しようと思っても絶版で読むことが出来ない作品が多すぎるということだ。
というわけで、読む前からわかっていたことだけど、その内容云々という以前に個人的に非常に嫌な気分にさせられた本だ。原因は読むことがで来た時代に読んでこなかった自分にあるんだけどさ。
一冊にまとめるにあたって、連載時以降のデータも書き加えられているところなどを見つけてしまうと、詳細な作品データや、SF以外の作品も書いている作家に関してはSF以外の作品情報も欲しくなったりと、ついつい我が儘な要望が出たりする。
ところで、この本では今日泊亜蘭の生年が1912年となっていたんだけど、1912年説が正しかったのかな?
コメント
初心者としてSFカイドブックは重宝しています。
SF本って選ぶのが大変なので。。
絶版で読むことが出来ない作品>
有名な本もあるので確かに困っています。
ガイド本で星5つなのに手に入らないんですよねー。
「日本SF全集・総解説」ってことは海外編もあるんでしょうか?
日本SF全集そのものが架空のものなので海外編もありません(^-^;
今、海外編をつくるとしたら大変でしょうね