銀河北極

銀河北極 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2) (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2)

  •  アレステア・レナルズ/
  • 販売元/出版社 早川書房
  • 発売日 2007-12-14

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火星の長城』と同様、500ページ近くありながら五編しか収録されていないので短編というよりも中編といった感じが強い。もっと短くコンパクトにまとめることが出来ないのかお前は、と言いたくもなるけれども、本心からそう思っているわけじゃない。
所詮はスペオペなのでアイデアが使い古しだとか古くさいとか文句を言っても仕方ないし、言う方が間違っているわけなのだが、ここまでくるとちょっと心配になってきたりもする。まあ<レヴェレーション・スペース>という共通の未来史なので仕方ないのもわかっているんだけどさ。
それにしてもレナルズっていろんなものをくっつけて融合させてしまう話が好きだよなあ。なんか子供の頃にトラウマでも受けたんだろうかと思ってしまうけど、「融合」というものがこのシリーズの要なのかもしれない。そういう意味では、絵的には諸星大二郎的かもしれないが、個人的には星野之宣に漫画化してもらうとぴったりと来るんだよなあ。
ひとつだけがっかりしたのは「火星の長城」の登場人物たちがまた登場するのだろうと思っていたに登場しなかったこと。

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