- 著 SFマガジン編集部
- 販売元/出版社 早川書房
- 発売日 2008-02
国内に関しては、菅浩江が善戦したのと桜庭一樹の『赤朽葉家の伝説』が入ったのが意外で、なかなか面白い結果だったけど、海外ではレムが入らなかったのが意外だった程度でまあ妥当なところかな。
ベスト10に関してはまあそんなところだったけど、それ以外の記事としては最相葉月の記事が面白かった。いや、今まで、最相葉月って牽強付会っぽい部分があってあまり好きじゃなかったんだけど、御見逸れ致しました。次は是非とも福島正実の評伝をやっちゃって下さいと思ってしまうのは、私が福島正実びいきなせいもあるんだけど、福島正実って再評価されてもいいと思うんだけどなあ。
各人のベスト5では、国内ベストで朝松健が自作をベスト5に選んでいなかったのにも驚いた。今までは必ず自作をベスト5に入れていたのに、自作を入れないベスト5なんて朝松健のベスト5じゃないぞ。
ひねくれ者の私が2007ベストを選ぶとしたら、誰も入れそうもない作品を中心にこんな感じかな。順位は無し。
海外
・ゴールデン・エイジ
・星雲組曲
・デイ・ウォッチ
・真夜中に捨てられる靴
・ゴーレム100
国内
・水銀奇譚
・ジョン平とぼくらの世界
・預言者ピッピ(1)
・コップとコッペパンとペン
・零式
で、各社の刊行予定としては相変わらず国書刊行会が素晴らしすぎるラインナップなんだけど、まあ国書刊行会の場合は今年の予定ではなくって、この先10年の予定といった趣だからなあ。
コメント