来月の気になる本 2008/8

『ラス・マンチャス通信』平山瑞穂 角川文庫
『ノーライフキング』いとうせいこう 河出文庫
『カリブ諸島の手がかり』T.S.ストリブリング 河出文庫
『SM博物館』蘭光生 河出i文庫
『六とん(2)』蘇部健一 講談社文庫
『ザビエルの首』柳広司 講談社文庫
『師匠!』立川談四楼  ランダムハウス講談社文庫
『白光』連城三紀彦  光文社文庫
『裏切りの明日 結城昌治コレクション』結城昌治 光文社文庫
『ツィス』広瀬正 集英社文庫
『脳Rギュル (3)』佐藤大  ガガガ文庫
『ムーミン谷のひみつ』冨原眞弓 ちくま文庫
『エヴァ・ライカーの記憶』ドナルド・A・スタンウッド  創元推理文庫
『仲のいい死体』結城昌治  創元推理文庫
『高城高全集 (3) 暗い海 深い霧』高城高 創元推理文庫
『BH85』森 青花 徳間デュアル文庫
『量子真空』アレステア・レナルズ ハヤカワSF文庫
『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ  ハヤカワepi文庫
『新しい太陽の書 新しい太陽のウールス』ジーン・ウルフ ハヤカワSF文庫
『スペース・オペラの読み方』野田昌宏 ハヤカワJA文庫
『モーダルな事象 桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活』奥泉光 文春文庫
『テンペスト(上下)』池上永一 角川書店
『ライト』M・ジョン・ハリスン 国書刊行会
『ラス・マンチャス通信』はファンタジーノベル大賞受賞作でありながら、やっぱり新潮社は四六版のほうは面倒見るけど後は知らないというスタンスのようで、角川から文庫化。
同じく森青花のファンタジーノベル大賞受賞作『BH85』も徳間デュアル文庫で文庫化。
さらに同じくというわけじゃないけれども、新潮社から出て同じく文庫化までされたけど、いとうせいこうの『ノーライフキング』は今度は河出文庫から。うーむ、今となっては作中のゲームの描写は古びてしまっているかも知れないけど、だからといってこの本の凄みは色あせないはずだ。
国書刊行会から出ていたT.S.ストリブリングの『カリブ諸島の手がかり』が何故か文庫化されるので驚いたけれども、まあ未読の人はこの本の「ベナレスへの道」を読んで驚いてください。
蘭光生の『SM博物館』は、まあ、それ自体はあまり興味はないんだけど何しろ蘭光生は式貴士なのでありSM版『ミステリ百科事典』ともいえるらしいのでちょっとだけ気になります。
『六とん(2)』は「叶わぬ想い」が収録されているのでチェック。
もの凄い勢いで復刊されまくっている結城昌治だけど、ちょっと『裏切りの明日』は見送りかも。
見送りといえば、この調子だと全六作復刊されそうな広瀬正も見送り。ってのは既に持っているからで、まあ私の広瀬正に対する熱は1982年の文庫全集の刊行とその完結で醒めたわけですよ。なにしろ作品そのものがそれでお終いだったわけですから。
アレステア・レナルズの『量子真空』は値段からしてやっぱり分厚そう。そんなに分厚い奴を出すなよと思いながらもアレステア・レナルズなので許してしまう。
ああ、そして『新しい太陽の書 新しい太陽のウールス』だよ、そして池上永一の『テンペスト』だよ。
M・ジョン・ハリスンの『ライト』は予定通り出るのかな?

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