- 著 森橋 ビンゴ
- 販売元/出版社 徳間書店
- 発売日 2008-12-10
- 著 森橋 ビンゴ
- 販売元/出版社 徳間書店
- 発売日 2008-12-10
久々の森橋ビンゴの新作。
前回は二冊ほぼ同時期に刊行されしかも一方は四六判の一般文芸。いよいよステップアップというかライトノベルから一般へと移行するかと思っていたのだけれども、それから梨のつぶてで、まあそこが森橋ビンゴらしい。まあ作者には失礼なんだけれども。
しかし、日本中でどのくらい森橋ビンゴの新作を待ち望んでいる人がいるのかわからないけれども、自分がその中の一人であることは確実で、どんな話であろうとも、森橋ビンゴの新作を待っていたのだよ。
徳間デュアル文庫という今にも消えてしまいそうなレーベルから出たのは一抹の不安材料でもあるけれども、しかしそれはさておき、上下巻で来るとは思わなかった。しかもイラストは緒方剛志だ。
で、肝心の内容の方はというとゲーム制作に携わっていただけあってゲーム的な設定内容だ。しかし独創的な設定かというとそうではなく何処か陳腐な設定であり、どうしてこの人は陳腐な設定を使ってしまうのだろう。わざとなのかそれともそれしか思いつかないのかどちらなのかはわからないけれども、しかし陳腐な設定であっても森橋ビンゴの味付けというか作風は期待通りのままなので思わずうれしくなってしまう。
どんな設定でどんな話を書いても森橋ビンゴの小説になっているのだ。
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