来月の気になる本 2009/3

先月あたりからなんだか出そうな雰囲気が漂い始めていた都筑道夫の『ポケミス全解説』がとうとう今月出ます。
長いこと待ち続けましたよ。
『おとり捜査官・北見志穂(1)触覚』山田正紀 朝日文庫
『臓物大展覧会』小林泰三 角川ホラー文庫
『少女七竈と七人の可愛そうな大人』桜庭一樹 角川文庫
『アイの物語』山本 弘 角川文庫
『「ギロチン城」殺人事件』北山猛邦 講談社文庫
『クリスマステロル』佐藤友哉 講談社文庫
『邪馬台洞の研究』田中啓文 講談社文庫
『厭魅の如き憑くもの』三津田信三 講談社文庫
『残酷号事件』上遠野浩平 講談社
『シートン「探偵」動物記』柳 広司 光文社文庫
『秋期限定栗きんとん事件(下)』米澤穂信 創元推理文庫
『検死審問ふたたび』パーシヴァル・ワイルド 創元推理文庫
『花嫁人形』佐々木丸美 創元推理文庫
『レインボーズ・エンド(上・下)』ヴァーナー・ヴィンジ 創元SF文庫
『ベガーズ・イン・スペイン』ナンシー・クレス ハヤカワSF文庫
『私のペイパーバック』小鷹 信光 早川書房
『ミサキラヂオ』瀬川 深 早川書房
『猿駅/初恋』田中 哲弥 早川書房
『二壜の調味料』ロード・ダンセイニ 早川書房
『二枚舌は極楽へ行く』蒼井上鷹 双葉文庫
『地獄の才能』眉村 卓 ぶんか社文庫
『深淵のガランス』北森 鴻 文春文庫
『キぐるみで、醜さを隠そうとした少年のはなし』D[di:] 文春文庫
『カンニング少女』黒田研二 文春文庫
『恋文の技術』森見登美彦 ポプラ社
山田正紀の五感シリーズが朝日文庫から復刊。いつか読もうと思っていたのでこの機会に読むことにしましょうか。
題名がこれまた素晴らしい小林泰三の『臓物大展覧会』はやはり題名どおりの内容なのかな。
久しぶりに<鏡家サーガ>の新作が出た佐藤友哉の問題作がとうとう文庫化。はたして改稿無しでそのまま文庫化なのだろうか。
田中啓文の『邪馬台洞の研究』は<伝奇学園>シリーズ完結編。完結といえば米澤穂信の『秋期限定栗きんとん事件』の下巻も登場。どうせなら同時に出してくれても良かったのに。
講談社ノベルスからは上遠野浩平のあのシリーズの予告された続きがようやく登場。四年ぶりだよ。
続きといえば、以前から予告のあったパーシヴァル・ワイルドの『検死審問ふたたび』もとうとう登場。
ヴァーナー・ヴィンジのヒューゴー賞受賞作『レインボーズ・エンド』も出て、なんだか来月の東京創元社は凄いなあ。
で、早川書房も負けてはいない。ナンシー・クレスの『ベガーズ・イン・スペイン』って、<無眠人>シリーズじゃないですか。うーん、とうとう出たか。さらには〈想像力の文学〉っていう新しいレーベルが誕生したようで、こちらも気になるラインナップだよなあ。おまけにポケミスではロード・ダンセイニが出るし。
それはともかく今回驚いたのが、ぶんか社文庫から出る眉村卓の『地獄の才能』。いったいどういういきさつでこの本が復刊することになったのやら、さっぱりわからないけれどもひょっとしてこの調子でジュブナイルSFが次々復刊していくのだろうか。だったらいいなあ。

コメント

  1. 記述師 より:

    こんばんは。
    おぉ!『囮捜査官』復刊なんですね!
    せっかく幻冬舎文庫版4巻まで揃えて、5巻目の発見を楽しみにしていたのに・・・・・・。5巻だけ、買うかなぁ。

  2. Takeman より:

    記述師さん、こんばんは。
    私の場合は読むことが出来れば外見はどうでもいいと思っている方なんですが、それでもシリーズ物の場合、やっぱり揃えたくなるものですよねえ。

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