『おとり捜査官(4)嗅覚』山田正紀 朝日文庫
『もののはずみ』堀江敏幸 角川文庫
『海賊モア船長の憂鬱(上下)』多島斗志之 角川文庫
『波に座る男たち』梶尾真治 講談社文庫
『邪魅の雫』京極夏彦 講談社文庫
『分冊文庫版 邪魅の雫(上中下)』京極夏彦 講談社文庫
『あやまち』沢村 凜 講談社文庫
『グランド・マザーズ』ドリス・レッシング 集英社文庫
『風が強く吹いている』三浦しをん 新潮文庫
『きつねのはなし』森見登美彦 新潮文庫
『片眼の猿Oneeyed monkeys』道尾秀介 新潮文庫
『年刊日本SF傑作選 2009年度版』大森 望・日下三蔵編 創元SF文庫
『月光亭事件』太田忠司 創元推理文庫
『千年の黙異本源氏物語』森谷明子 創元推理文庫
『片岡義男コレクション3 ミス・リグビーの幸福』片岡義男 ハヤカワ文庫JA
『銀河乞食軍団 黎明篇〈蒼橋〉義勇軍、出撃!』野田昌宏・鷹見一幸 ハヤカワ文庫JA
『一九八四年〔新訳版〕』ジョージ・オーウェル ハヤカワepi文庫
『ルシアナBの緩慢なる死』ギジェルモ・マルティネス 扶桑社ミステリ
『ゑゐり庵綺譚』梶尾真治 扶桑社文庫
『戦争の法』佐藤亜紀 文春文庫
『モノレールねこ』加納朋子 文春文庫
『発動!タンポポ村救出作戦』野田昌宏 早川書房
『ペルディード・ストリート・ステーション』チャイナ・ミエヴィル 早川書房
『SF本の雑誌』本の雑誌社
五月の反動か、六月は気になる本が多いです。
多島斗志之の『海賊モア船長の憂鬱』が文庫化。前作が四六版、文庫共に中央公論社だったのに今回の文庫化は角川書店から。
文庫化といえば京極夏彦の『邪魅の雫』が文庫化されるけれども通常の分厚いやつと分冊版が同時に出るってのも凄いよなあ。
ノーベル賞受賞しただけあってドリス・レッシングも文庫で出るけれども、<アルゴ座のカノープス>シリーズは結局のところ一作目しか翻訳されていないよなあ。
創元SF文庫では『年刊日本SF傑作選』の2009年度版がはやくも登場。一作だけは収録作がわかっているけれども、他は何が収録されるのだろうか。
しかし、太田忠司の<狩野俊介>シリーズが創元推理文庫から出るとは。うーん、徳間書店からはもう出ないのかな。
野田昌宏の<銀河乞食軍団>シリーズの新シリーズなのかそれとも外伝なのか、鷹見一幸が書くようなんだけれども、正編の方は同時に復刊しなかったようだねえ、復刊はもう少し後か……と思っていたら六巻までの合本で出るので驚いた。
ジョージ・オーウェルの『一九八四年』が新訳で出るってのはやっぱり村上春樹の影響なのかな。うーん、もしそうだとしたら、読んでおかないといけないよなあ。実は未読なのです。
それにしても、『オックスフォード連続殺人』のギジェルモ・マルティネスの本がまた出るとはうれしいなあ。
扶桑社といえばなにげに梶尾真治の『ゑゐり庵綺譚』も出たりして、日本SFにも力をいれているようで実にありがたいです。
コメント