- 著 六塚 光
- 販売元/出版社 一迅社
- 発売日 2009-04-20
ミステリの世界で、このミステリは○○トリックが使われていると解説された場合、ほとんど大抵の場合、○○には「叙述」という文字が入る。
連続バラバラ殺人事件を扱ったミステリ小説で、頭の無い被害者が登場した場合、ほとんど大抵の場合、その人物が真犯人だったりするのと同じだ。
で、この小説のオビには「××SF」と書かれている。
SFの世界で「××SF」と解説された場合、ここにはいったいどんな文字が入るのだろうか。
『ペンギン・サマー』という題名が『エンジン・サマー』を彷彿させるのだけれども、彷彿させるだけで何の関連性も無いこともわかっていた。しかし、「××SF」とは何であろうという好奇心だけは抑えきることができず結局読んでみることにした。
で、読み終えてみれば、確かにオビに書かれた通りの話だった。
「XX」が何だったのかはここでは書かない。
ミステリにおける「○○」が「叙述」を指す確率よりかはかなり低いことは確かで、つまるところ、「XX」が何なのか、知らないままの方が楽しめる小説だった事は確かだ。
いやあ、久しぶりに馬鹿馬鹿しいけれども愉快な本を読んだよ。
コメント
初めまして,検索エンジンより
訪問させて頂きました!
面白そうですね。
また拝見させて頂きます。