今日は午後から半休を取り、市が主催する「統合失調症の家族教室」に参加。
募集人数は30人だったが、募集開始日のあっという間に埋まってしまったようだ。
募集当日に予約しておいて良かったと安堵する。
前半は、精神科医による病気の説明で、基本的に本に書かれているのと同じ内容だったが、誤解して理解していた部分があったので、参加したのは正解だった。
妻の退院後に関して、妻にストレスを与えないようにしなければ行けないのだが、感情表現が高い家族と接していると再発率は高くなる。病人に対して批判的なことを言ったり、文句を言ったり、感情的になりすぎたりする家族の場合、統計的に見て、高確率で再発するのだ。なおかつ、病人との対面時間が週に35時間以上の場合、さらに再発率が上がる。
私の場合、週末は妻と一緒にいることが多いので、計算すると35時間以上一緒にいる事になる。その点がもの凄く不安だったのだが、批判的なことや、文句を言ったり、感情的になりすぎなければ大丈夫だと教えられた。
私と同じグループになった人たちは十年から二十年近く闘病している人たちばかりだったので、私一人だけ浮いてしまっている部分もあったのだが、それでも、他の人たちの話を聞くと、再発することも無く、困ったことと言えば煙草を吸いすぎていることだという人だったりするので勇気つけられる。
しかし同時に、妻はこの先ずっと薬を飲み続けなくてはいけないことにあらためて気づかされ、不憫に思ってしまうのだった。
再発の兆候を見逃さない家族の人もいて、ああ、何て凄いんだと感心すると同時に、私にははそれができるのだろうか不安に思う。
中には、発病しても気づいてあげることが出来なく、六年以上経過させてしまった人もいて、私も辛かったけれども、私以上に辛い人もいて、話を聞いていて涙が出そうになってしまう。
司会の人は、最初に、勇気をもって参加してくださってありがとうございますと言った。
私はがむしゃらに動き回っているので、このような集まりがあればどんどんと参加するつもりなのだが、やはり、まだ偏見や誤解、そして恥ずかしさが根強く残っているのだと実感した。そして病気であることを気づくことの難しさも考えさせられてしまう。
私の場合はただ単に運が良かっただけなのだ。
経過報告45
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