本と出合う楽しみ

ネットを利用するようになってかなりの年数が経つ。
一番恩恵を受けたのはやはり、本に関する情報を手に入れやすくなったことだろう。
地方の書店では、その日に出版された本すべてが本棚に並べられる訳ではない。入荷されない本は沢山ある。
だから、地方に住んでいると、書店に並べられない本は存在しないものと一緒で、後になってから、そんな本が出ていたのかと驚くことが何回もあった。
ネットを利用するようになってからは、今月出版される本の情報を事前に知ることが出来るようになり、読みたい本を見逃さずに買うことが出きるようになったのである。無論、それに比例して買う本の量も増えてしまうこととなったのだが……
しかし、ネットでくまなく情報を仕入れていても、たまに見逃してしまうことがある。
今回も、見逃してしまっていた。
川島誠の新刊が出ていたのである。
滅多に寄らない書店に足を延ばして、そこの新刊コーナーをチェックしていて川島誠の『ファイナル・ラップ』を目にした。
で、目にして自分の眼を疑った。
何故、川島誠の本が出ているのだろうか。
表紙を見ると、その絵にかすかな見覚えがある。
ネットの新刊チェックをしていたときに見かけた記憶があるのだ。
しかし、作者までチェックしていなかった、甘かった。
こんなことがあるからわたしはネット書店ではできる限り本を買わず、実際にあちらこちらの書店に足を運んで本を買うのである。
川島誠の四年ぶりの新刊である。あじわって読もう。

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