『レヴォリューションNo.0』金城一紀

三年半ぶりの新作。間に『SP』の脚本があったので、寡作な作家であることをを考えれば、まあ順調に本が出ていることに感謝しなければいけないだろう。
嫌いな人にしてみればどの作品も嫌いだろうけれども、一度好きになってしまうと、どの作品も外れが無く面白いという点ではある意味驚異的な作家でもある。
ただ、今回は分量的に物足りなかったのが少し残念だ。わずか160ページ弱しか紙面が無い。
次の新作が一年以上先であろうことを考えるともったいなくって読むことができないのだが、しかし、金城一紀の新作が手元にある状態で読まずに我慢することなどで気やしない。そして一度読み出してしまえば、少しずつ味わって読むなどということなどできるはずもなく、一気に読み終えてしまうに決まっている。
で、読み始めればそのとおりだった。
<ゾンビーズ>シリーズの前日譚で、シリーズ完結編。
面白さは保証付き、読み終えれば元気が出る。
もっと読みたいのに短くってあっという間に読み終わってしまうのが唯一の欠点だ。

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