今月は読みたいと思う新刊が少ないといい気になっていたらいつの間にか今月だけで30冊以上もの本を買ってしまっていた。
もちろん三分の一近くは未読のままだ。来月も、とりあえずは読みたいと思う新刊が少ないのでなんとか未読を減らしたいところなのだが、多分無理だろう。
村田沙耶香の『マウス』と同様、面白いかもしれない直感が働いたので、グラント・ジャーキンスの『いたって明解な殺人』を買ってしまう。
同様にして、三好銀の『海辺へ行く道 冬』にも面白いかもしれない直感が働いてしまった。2009年に『海辺へ行く道 夏』が出たときには直感が働かなかったのだが、『海辺へ行く道 冬』には面白いかもしれない直感が働いてしまったのだ。ちょっと悩んで、先に出た『海辺へ行く道 夏』の方を買う。こちらが面白かったら『海辺へ行く道 冬』も買うことになるだろう。
『SF JAPAN』も買う。あちらこちらの書店を回ってみたものの、発行部数が少ないのか、地方という立地条件のせいか、結局ネット書店で注文する羽目になってしまった。今号で休刊となってしまうのは寂しいけれど、じゃあ毎回買っていたかというとそうでもなく、創刊号とその近辺を買っただけでそれっきり買わなくなってしまっていたのだから寂しいなんて思うこと自体がおこがましいよなとも思う。
浅倉久志追悼座談会を目当てだけだったのでコストパフォーマンスは恐ろしく悪いが、マニアである以上、こんなことはたまにあることなのでそれほど気にしていない。
で、浅倉久志追悼座談会を読みながら、ポスト浅倉久志は小野田和子じゃないだろうかとふと思ったりもした。
今朝から『ストックホルムの密使』を読み始めるのだが、出だしからして異様に面白い。文庫にして上下巻、三部作の中で一番長いので躊躇していたのだけれども、杞憂に終わりそうだ。
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