『リアル・スティール』リチャード・マシスン

「四角い墓場」が「リアル・スティール」という題名で映画化されたことで、マシスンの日本独自版の短編集が出た。
「運命のボタン」といい、マシスンもフィリップ・K・ディックなみに映画化される作家みたいになってきた感じだ。もっともマシスンは昔から映像の世界とは親密だったので昔に戻ったといったほうがいいのかも知れない。
今回は300ページ程度の薄い本だったけれども、既読は二編だったので特に不満はない。
さすがに、傑作揃いとは言い難いけれども、ホラー系やユーモア系、オチのある話等、マシスンの作風をひと揃い揃えたような感じでもある。懐かしかったのは既読の「おま★★」で、僕が読んだ時は「ショク…」という題名だったが、今回の題名は素晴らしい。内容的には全然関係無い話だが、小松左京の短編に「四次元オ  コ」という話があったのを思いだしてしまった。まああちらも身も蓋もない馬鹿話だったけど。
今月、角川文庫でも同題名の本が出るようだが、こちらもマシスンの短編集で、うれしいことに表題作以外は収録作が重なっていないらしい。編者の人ががんばってくれたおかげだ。

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