来月の気になる本 2012/10

『翻訳SFウラ講座』大森望 河出文庫
『カーリー』高殿円 講談社文庫
『よろこびの歌』宮下奈都 実業之日本社文庫
『光媒の花』道尾秀介 集英社文庫
『私を知らないで』白河三兎 集英社文庫
『古城ホテル』ジェニファー・イーガン RHブックス・プラス
『パヴァーヌ』キース・ロバーツ ちくま文庫
『午前零時のサンドリヨン』相沢沙呼 創元推理文庫
『月を見つけたチャウラ』ピランデッロ 光文社古典新訳文庫
『アンドロイドの夢の羊』ジョン・スコルジー ハヤカワ文庫SF
『特捜部Q-檻の中の女-』ユッシ・エーズラ・オールスン ハヤカワ・ミステリ文庫
『世界樹の影の都』N・K・ジェミシン ハヤカワ文庫FT
『氷と炎の歌3 剣嵐の大地(上中下)』ジョージ・R・R・マーティン ハヤカワ文庫SF
『リッジウェイズ・ウーマン』リチャード・ニーリイ 扶桑社ミステリー
『ダイナー』平山夢明 ポプラ文庫
『友達からお願いします。』清水マリコ MF文庫J
来月は読んでみたい本がそこそこ出る。
河出文庫の『翻訳SFウラ講座』は、題名からすると研究社から出ていた『特盛! SF翻訳講座』の文庫化なんだろうか。「特盛」という文字が消えているあたり、縮小版っぽい気もするけれども。
高殿円の『カーリー』はどうもファミ通文庫で出ていたシリーズの講談社文庫への移籍っぽい気もするけれど、どうなんだろう。
集英社文庫では白河三兎の新作が文庫で登場する。前作の『角のないケシゴムは嘘を消せない』が出たのが去年の一月だから久しぶりでもあるけれども、出版ペースとしてはそんなに遅くない。ただ、講談社から集英社に移ったのが意外だ。
ついでに、キース・ロバーツの『パヴァーヌ』が三回目の再販。サンリオSFで出ていたものがちくま文庫で出るのは過去にも例があるけれども、三度も出版されるのは意外だ。名作であることに違いないからこうして文庫として出るのはいいことなんだけれども、名作だから人気があるというわけではない。そんなに人気があるのか、この『パヴァーヌ』は。それにしても扶桑社から出る予定のハーラン・エリスンの『Deathbird Stories』はどうなっているんだろうね。
扶桑社といえば、リチャード・ニーリイは順調に延期中。今度こそ本当に出るのだろうか。
光文社古典新訳文庫ではピランデッロの『月を見つけたチャウラ』が気になるところ。
だんだんと文庫化されるまでの期間が短くなってきているけれども、ユッシ・エーズラ・オールスンの<特捜部Q>シリーズもとうとう文庫化。それに比べると、ジョージ・R・R・マーティンの方はようやく文庫化。今回は上中下の三巻に収まってくれたのでありがたい。
ポプラ文庫というと子供向けという印象が強いので、そのポプラ文庫から平山夢明の『ダイナー』が出るのも意外。
久しぶりに、清水マリコのオリジナル小説が出るのも楽しみなんだけれども、<ゼロヨン>シリーズってあれで終わりなのかな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました