『球体の蛇』 道尾秀介 角川文庫
『NOVA(9)』 大森望 河出文庫
『鍋奉行犯科帳』 田中啓文 集英社文庫
『エデン』 近藤史恵 新潮文庫
『あの日の僕らにさよなら』 平山瑞穂 新潮文庫
『世界幻想文学大全(3) 幻想小説神髄』 東雅夫 ちくま文庫
『ブラウン神父の無心』 G.K.チェスタトン ちくま文庫
『ルピナス探偵団の憂愁』 津原泰水 創元推理文庫
『読まずにはいられない』 北村薫 新潮社
『ゴースタイズ・ゲート 「世界ノ壊シ方」事件』 中井拓志 角川ホラー文庫
『オヤジ・エイジ・ロックンロール』 熊谷達也 実業之日本社文庫
『ゴンベン』 小川勝己 実業之日本社文庫
『黒き計画、白き騎士』 ケイジ・ベイカー ハヤカワ文庫SF
『ゴリアテ』スコット・ウエスターフェルド 早川書房
『大いなる眠り』レイモンド・チャンドラー 早川書房
『球体の蛇』が文庫化。わりとコンスタントに文庫化されている道尾秀介だが、桜庭一樹と同様、道尾秀介も直木賞を受賞してからなんだか自分の好みの作品から外れてしまったような感じがして、そろそろ道尾秀介もしばらく読むのをやめようかと思っているけれども、文庫化されると出たら出たでやっぱり読んでしまうことになるのかもしれない。
河出文庫では『NOVA(9)』が出る。もう9巻目なんだね。今回はどんなラインナップなんだろうか。
集英社文庫では田中啓文の新作。『鍋奉行犯科帳』というこれまたふざけた題名の本なんだけれども、鍋奉行ってのは捕物帳としては新機軸だなあ。
新潮文庫ではあの『サクリファイス』の続編の『エデン』が文庫化。文庫化といえば同じ新潮文庫から平山瑞穂の『冥王星パーティ』が『あの日の僕らにさよなら』という題名に改題されて文庫化、随分と題名が変化した。
11月に出た世界幻想文学大全の二冊は結局のところ実際に書店で手にとってみて、今ひとつ食指が動かなかった。それは一つが入門編、もう一つが怪奇編だったからで、来月はファンタジー編。やはりこれも読むかどうかは収録されている作品次第だ。
同じちくま文庫からはチェスタトンのブラウン神父シリーズの一冊が新訳として出る。確かにそろそろ新訳が出てもおかしくはない頃合いだろうけれども、全シリーズ出るのかな、出るのだったら読んでもいいなあ。
創元推理文庫からは津原泰水の『ルピナス探偵団の憂愁』 が文庫化。それはともかくとして新潮社の予定をみるとクロニクル・アラウンド・ザ・クロックの予定が無い、来月は出ないのだろうか。
同じ新潮社から北村薫の作家デビュー前の評論等を集めた『読まずにはいられない』が出る、これはなかなかおもしろそうな一冊だ。
角川ホラー文庫では中井拓志の<ゴースタイズ・ゲート>シリーズの第二弾が登場、待っていました。
早川書房からはとうとう三部作の完結編であるスコット・ウエスターフェルドの『ゴリアテ』が出る。さてどんな結末を迎えることになるのだろうか。
同じ早川書房で村上春樹の新訳、『大いなる眠り』が登場。今度はマーロウ物の長編第一作ときましたか。タイトルが既訳と同じなのがちょっと不思議なんだけれども、そのあたりの理由って解説で書いてあるのかな。
これで一応今年分の気になる本は終了。
でもこれ以外に電子書籍で何冊か読むだろうし、これ以外の気になる本も出てくるのだ。
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