来月の気になる本 2013/07

オーバーラップ文庫『蒼天のサムライ 第一章 端琉島脱出戦』田代裕彦
徳間文庫『標高二八〇〇米』樋口明雄
文春文庫『月と蟹』道尾秀介
新潮文庫『やらなければ殺される』アーバン・ウェイト
ハヤカワ文庫JA『リライト』法条遥
ハヤカワ文庫JA『リビジョン』法条遥
ハヤカワ文庫SF『クラーケン(上下)』チャイナ・ミエヴィル
ハヤカワ文庫JA『KNOW(仮)』野﨑まど
創元推理文庫『福家警部補の再訪』大倉崇裕
創元SF文庫『時を生きる種族 ファンタスティック時間SF傑作選』R・F・ヤング
創元推理文庫『零人 大坪砂男全集 (4)』大坪砂男
河出文庫『NOVA (10)』大森望
扶桑社ミステリー『古きものたちの墓 クトゥルフ神話への招待』コリン・ウィルソン、ラムジー他
東京創元社『緑衣の女』アーナルデュル・インドリダソン
電子書籍で本を買うようになったら、僕が主に利用しているソニーのReader Storeの場合、定期的にキャンペーンを行なっていて、そのキャンペーンを利用して本を買うとポイントが付いて、そのポイントの利用期限が短いうえに、付いてくるポイントの数が結構大きいのでついつい買いすぎてしまうという悪循環に陥ってしまっている。
というわけで未読本が右肩上がりに増えていっているので、このあたりでちょっと自制をしなければいけないと思うのだが、来月は今のところ気になる本はこれだけだ。
この間、新創刊したオーバーラップ文庫から田代裕彦の新作が出る。今のところなんだかんだいって、物語の根底の所でミステリの味付けをしてきている田代裕彦なんだけれども、今回はどうなんだろうか。
少し前から気になっていた樋口明雄の『標高二八〇〇米』が文庫化される。ホラーは基本的に嫌いなんだけれども、標高2800メートルという場所でのアウトドアホラーという部分に興味がある。
もの凄く面白かったというわけではないのだが、主人公の描き方が琴線に触れた『生、なお恐るべし』のアーバン・ウェイトの新作が翻訳される。内容次第というところなんだけれども、ちょっと楽しみ。
法条遥の『リライト』が文庫化と思ったらどうやら四部作になるようで、次作も同時に刊行。『リライト』に関してはコメントで感想を聞いてみたいと書いてくださった方がいたにもかかわらず、延ばし延ばしにしてしまっていたので、この機会に読むことにしよう。
と言いながらも、未だに『言語都市』を少しずつ読んでいる最中のチャイナ・ミエヴィルの新作が上下巻ででてしまう。もっと読むペースを早めないといけないなあ。
で、ハヤカワ文庫JAから野﨑まどの新作。うーむ、確かに野﨑まどの作品群を見れば、ハヤカワ文庫JAから何か出ても不思議ではないけれども、少し不安でもある。
創元SF文庫からは時間SF傑作選の第二弾。前回がロマンティックで今回はファンタスティック。
買ったっきり積読状態のままの大坪砂男全集も今回で完結。こちらも早く読まないといけない。
完結といえば『NOVA』も今回で第一期完。ラインナップをみると意外な人が作品を書いていて、ちょっと驚き。山野浩一が新作を書いてくれるとは思わなかった。
『湿地』のアーナルデュル・インドリダソンの新作も登場。北欧ミステリは順調に出ているなあ。個人的には『ボックス21』や『死刑囚』のアンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレムの翻訳をどこかの出版社で出してもらえるとうれしい。

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