来月の気になる本 2013/09

光文社古典新訳文庫 『地底旅行』ヴェルヌ
小学館文庫 『斬ばらりん (2)』司城 志朗
ガガガ文庫 『密葬 わたしを離さないで』江波光則
扶桑社ミステリー 『ザ・リッジウェイ・ウーマン』リチャード・リーニィ
扶桑社ミステリー 『縮みゆく人間』リチャード・マシスン
ハヤカワ文庫JA 『開かせていただき光栄です DILATED TO MEET YOU』皆川博子
ハヤカワ文庫JA 『ファンタジスタドール イヴ』野﨑まど
創元推理文庫 『松谷警部と目黒の雨』平石貴樹
ちくま文庫 『異形の白昼 恐怖小説集』筒井康隆
角川文庫 『刑事マルティン・ベック 笑う警官』マイ・シューヴァル、ペール・ヴァールー
角川文庫 『グランド・ミステリー』奥泉光
ポプラ文庫 『魔術師たちの秋』倉数茂
光文社 『代書屋ミクラ』松崎有理
河出書房新社 『解体屋外伝 いとうせいこうレトロスペクティブ』いとうせいこう
来月は気になる本が少ない。
先月はちょっとばかり買いすぎてしまい積読が多くなって、さらにいえば今月もどうなのかわからない状態、なので、バランスがとれてちょうどいい。
光文社古典新訳文庫ではヴェルヌの『地底旅行』が新訳で登場。未読だったのでこの機会に、とも思うのだが、何が何でも読みたいというわけでもないので、実際に読むかどうかわからないなあ。
小学館文庫では『斬ばらりん (2)』。コメントで教えてもらったとおり、続きが出てくれたのでありがたい。はてさて、何巻くらいまで続くのだろうか。
江波光則の『密葬 わたしを離さないで』は題名からして『鳥葬 まだ人間じゃない』に連なる話っぽい。これはちょっと楽しみだね。
扶桑社ミステリーでは一時期立ち消えになってしまっていたリチャード・リーニィの『ザ・リッジウェイ・ウーマン』が再度浮上。今度は出るかな。
ハヤカワ文庫JAでは驚くことに野﨑まどの新作。こんなに早く出ると思ったらどうやらアニメのノベライズのようだ。東野司の『Project BLUE 地球SOS』や、仁木稔の『スピードグラファー』、牧野修の『REDLINE』といった系列なんだろうね。はたして、野﨑まどの持ち味が残ったままなのか、それとも職人に徹したものになっているのか。
ちくま文庫からは、『60年代日本SFベスト集成』に続いて、続きがでるかと思ったら、『異形の白昼』が出る。まさかこれが復刊されるとは思わなかった。
復刊といえば、角川文庫からマイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーの『笑う警官』が復刊。昨今の北欧ミステリの隆盛で、ようやく元祖が登場。この調子で全作復刊されるのかどうか。角川だから売れなかったらそこで止まっちゃうだろうなあ。
で、その他に恒例の東京創元社の復刊フェアが始まって、
G・K・チェスタトン『奇商クラブ』
ロス・マクドナルド『ミッドナイト・ブルー』
ジェームズ・ブリッシュ『悪魔の星』
E・F・ラッセル『わたしは”無”』
A・E・ヴァン・ヴォークト『原子の帝国』
イーデン・フィルポッツ『闇からの声』
あたりが気になる所。
といっても『原子の帝国』は読んでいるし、『闇からの声』もこの間、電子書籍で読み終わったので、気になるのはそれ以外の四冊。
しかし、ヴァン・ヴォークトが今回も復刊とは。この調子で他の作品も復刊されるんじゃないかな。

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