双葉文庫『流れ星と遊んだころ』連城三紀彦
幻冬舎文庫『ノーサイドじゃ終わらない』山下卓
徳間文庫『古い腕時計 きのう逢えたら…』蘇部健一
徳間文庫『BLOODLINK(1)』山下卓
徳間文庫『神君幻法帖』山田正紀
扶桑社ミステリー『ザ・リッジウェイ・ウーマン』リチャード・リーニィ
文春文庫『じつは、わたくしこういうものです』クラフト・エヴィング商會
新潮文庫『飲めば都』北村薫
ハヤカワ文庫JA『日本SF短篇50(V)』日本SF作家クラブ
ハヤカワ文庫JA『ロボット戦車奮闘記』芝村裕吏
朝日文庫『婢伝五稜郭』佐々木譲
創元SF文庫『あがり』松崎有理
創元SF文庫『ブラインドサイト(上下)』ピーター・ワッツ
河出文庫『パラークシの記憶』マイクル・コーニイ
講談社文庫『烏丸ルヴォワール』円居挽
集英社文庫『貴族探偵』麻耶雄嵩
角川書店『黙示録』池上永一
河出書房新社『社員たち』北野勇作
双葉社『日本推理小説論争史』郷原宏
来月もそこそこ気になる本が出るなあ。
双葉文庫からは連城三紀彦の『流れ星と遊んだころ』がようやく文庫化。『白光』『人間動物園』『流れ星と遊んだころ』と立て続けミステリを出してちょっとばかり話題になっていたのだが、先の二作は文庫化されたものの、何故か『流れ星と遊んだころ』だけは文庫化されなかった。
山下卓の『BLOODLINK』は徳間文庫に移籍して復刊。ライトノベルが一般文庫で再刊されるケースも珍しくなくなってきた。
山田正紀の『神君幻法帖』は山田風太郎の忍法帖シリーズを彷彿させる一作、はたして山田正紀がどう調理してみせるのだろうか。
扶桑社ミステリーのリチャード・リーニィは……とりあえずあまり期待せずに待ち続けます。
『日本SF短篇50(V)』は無事予定通り完結。出版芸術社の方はどうなっているんだろうな。
朝日文庫からは佐々木譲の『婢伝五稜郭』が文庫化。あの『五稜郭残党伝』の続編というわけではないが、あれに連なる作品。
河出文庫からはようやくマイクル・コーニイの『パラークシの記憶』がでます。さらにそれほど間を置かず、マイクル・コーニイの『ブロントメク!』も出るらしい。どうせだったら『カリスマ』も出れば完璧だと思うが、どっちにしろどちらも既読なので、それほどうれしいわけではありません。それ以外の作品が翻訳されるほうがうれしいなあ。
池上永一の久しぶりの長編も気になるのだが、郷原宏の『日本推理小説論争史』も気になる。SF方面の論争史は何冊か出たのだが、ミステリ方面の論争史というのは記憶にある中では初めてのような気もする。
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