来月の気になる本 2013/11

スマッシュ文庫『未完少女ラヴクラフト(2)』黒史郎
中公文庫『針がとぶ Goodbye Porkpie Hat』吉田篤弘
中公文庫『正弦曲線』堀江敏幸
光文社文庫『丑三つ時から夜明けまで』大倉崇裕
双葉文庫『こんにちは、花子さん』眉村卓
文春文庫『悪血』門井慶喜
文春文庫『巨船べラス・レトラス』筒井康隆
文春文庫『ロマンス』柳広司
文春文庫『あまからカルテット』柚木麻子
新潮文庫『ラブレス』桜木紫乃
ハヤカワ・ミステリ文庫『ねじれた文字、ねじれた路』トム・フランクリン
ハヤカワ文庫JA『女子高生、リフトオフ』野尻抱介
ハヤカワ文庫SF『エンダーのゲーム〔新訳版〕(上下)』オースン・スコット・カード
創元推理文庫『叫びと祈り』梓崎優
創元推理文庫『結ぶ』皆川博子
創元推理文庫『シルヴァー・スクリーム(上下)』デイヴィッド・J・スカウ
ちくま文庫『ファビュラス・バーカー・ボーイズの地獄のアメリカ観光』町山智浩
ちくま文庫『怪奇小説日和』西崎憲
講談社文庫『贖罪の奏鳴曲』中山七里
星海社文庫『灰色のダイエットコカコーラ』佐藤友哉
集英社文庫『雪男は向こうからやってきた』角幡唯介
早川書房『ジャック・リッチーのあの手この手』ジャック・リッチー
中公文庫からでる堀江敏幸の『正弦曲線』はいつもどおり堀江敏幸のエッセイ集。堀江敏幸の文章にまた浸る数日間というのも楽しみ。
双葉文庫からはまた眉村卓の一冊。しかし、随分と地味目な本を拾ってくるなあ。
門井慶喜の『悪血』は(あくのち)と読ませるらしいが『血統』の改題文庫化。血統が何故、悪血に変化したのか、そのあたりがこの物語の中心部になりそうだね。
柳広司の『ロマンス』は『ジョーカーゲーム』がヒットした後に書かれた作品。僕は『ジョーカーゲーム』があまり好きではないので、『ジョーカーゲーム』から離れた柳広司の物語を楽しみにしている。
『終点のあの子』が面白かった柚木麻子の『あまからカルテット』はなんとミステリ。といっても本格的なミステリではなくミステリ仕立ての物語なのだけれども、『終点のあの子』の雰囲気でミステリ仕立ての物語というのはこれまた面白そうな感じだ。
桜木紫乃の『ラブレス』が文庫化。この間電子書籍版を読んだばかりだったので、ちょっと失敗した。
文庫化といえば、トム・フランクリンの『ねじれた文字、ねじれた路』も文庫化。ポケミスは早いペースで文庫化されていくなあ。
野尻抱介の『女子高生、リフトオフ』は新作か、と思ったのだけれどもこれってロケットガールのことだよね。ハヤカワ文庫に移籍しただけか。
映画化にあわせてオースン・スコット・カードの『エンダーのゲーム』が復刊。なのだが、今回は新訳版。実を言うと『エンダーのゲーム』は積読のままなので、今回こそは読むことにしよう。
創元推理文庫の『シルヴァー・スクリーム』は買うかどうかは収録作しだいといったところ。なんだけれども、見逃すと数年後あたりに後悔するんだろうなあ。
集英社文庫から出る角幡唯介の『雪男は向こうからやってきた』は雪男を探し求める人たちを描いたノンフィクション。雪男が発見されたというニュースは今のところ無いのでどういう結末になるのかは予測はつくのだが、この本は面白いに違いないという勘が働いている。
そしてポケミスからはジャック・リッチーの短篇集が。久しぶりというか、晶文社、河出書房新社と続いた流れが今度は早川書房へと受け継がれていくのかな。だったらいいなあ。

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