『SF奇書コレクション』北原尚彦

  • 著: 北原 尚彦
  • 販売元/出版社: 東京創元社
  • 発売日: 2013/12/21

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こういう人を見ると、上には上があるもので、自分などまだまだであり、と同時にこういう人たちと比べると一般人の部類だよなあと安心してしまったりもする。
もっとも、僕だって本を読まない人からすれば立派な変人の部類に入るんだけれども、一冊の本を求める姿勢一つ比べても、僕だったら欲しい本が一冊手に入ればそれで満足してしまうのだが、筆者の場合は、本の内容に少しの違いでも発見しようものならば違いのある版をすべて探し出そうとしてしまうのだ。と書きながらも僕自身も泡坂妻夫の『生者と死者』は保存用と読む用とで二冊買ったり、光文社文庫の『山田風太郎ミステリー傑作選〈2〉』では、敢えて初版ではなく2版を買ったりしているので気持ちは分からないでもなかったりする。ちなみに『山田風太郎ミステリー傑作選〈2〉』は2版と3版だけ収録作品が少ないのだ。
前著の『SF奇書天外』では読んだことがあるのは『家畜人ヤプー』だけだったが今回も前著なみに奇書が集まっていたせいか、『僕らを育てたSFのすごい人』だけしか読んでいない。『僕らを育てたSFのすごい人』は奇書というよりもおまけのような感じで紹介されているので事実上は一冊も読んでいないと言ってもいいかもしれない。
が、ではこの本で紹介されていた本を読んでみたい気持ちになったかというとそうでもないところは前著と同じだった。
次の本が出るとしたら、去年の末に出た式貴士の『死人妻』は紹介される可能性が高いので、一冊は読んだことがあるという結果になるかもしれない。

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