プログラミングをして生計を立てているのでデジタル派のように思われがちだけれども、根はアナログ派である。ただし、ここでいうアナログというのは実際に形のあるものという意味で考えてほしい。
子供の頃から物を作るということが好きなので、作ることができればそれがデジタルの世界であってもアナログの世界であってもかまわない。そして自分の頭の中で、完成した状態をイメージすることができるかどうかという部分の影響が大きく、イメージしやすさの度合いはデジタルで物を作るよりもアナログで物を作る方が大きい。電子部品よりも複雑に組み合わさった歯車の方がイメージしやすいし魅力を感じる。
ただ、アナログで物を作る場合は失敗すると材料が無駄になるけれども、デジタルの世界で物を作る場合は失敗しても材料が無駄にならないというメリットがある。逆にデメリットは基本的にはコンピューターの世界で動くものなので、動かすコンピューターがないと何も出来ないし、ハードウェアやソフトウェアの進化によって過去に作ったものが動かなくなってしまうという点もある。
まあ、形あるものはいずれ消えてなくなるという大原則をあてはめれば、アナログであろうがデジタルであろうがいずれ消えてしまうという点では同じかもしれない。
そんなわけで、普段僕が使っている文房具に関してもアナログ的なというよりもレトロ趣味があって、僕が使っているシャープペンシルは鉛筆型のシャープペンシルだ。デジタルでありながらアナログでそして未来志向でありながら過去のものを捨てがたい。
このシャープペンシル、値段が高いしろものではなく税込みで280円の鉛筆型シャーペンだ。
欠点は長さが165mmと普通の鉛筆並みの長さで、ちょっと長過ぎるのが難点でもある、もっともそういった長さの部分まで鉛筆らしさにこだわっている部分も好きなのだが、気に入って使っている。
長さという点ではオート 木軸シャープ消しゴム付 2.0がちょうどよい長さなので悪くないが、芯の太さが2.0mmと鉛筆と同じサイズで、替芯がどこでも買うことができるわけではないという点が少し気になるのと、ペンの先の部分が太いせいもあって金属が自己主張しすぎているのが今ひとつ決め手に欠ける。しかし、芯の太さが鉛筆と同じというのはなかなか捨てがたいものがあり、これもそのうち手に入れてみたいと思っている。
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