自分だけ楽しんでいいのだろうかという罪の意識にかられることが多いのだが、妻の容体が悪くなって、引きづられるような形で自分の気持ちも落ち込んで、そうなると負のスパイラルとなってとことん奈落の底へと落ちていきそうになる。いやむしろそこまでいってしまうとこのまま落ちろところまで落ちてしまってもいいかという気持ちになる。
でもそこで踏みとどまらないとその状態をぬけ出すことも困難な状況になってしまうので、そういうときは楽しむことの出来ることあるいはもう少しだけでも頑張ってみようという気持ちにならないといけない。
妻の通院日だったけれども、妻は頭痛がひどく病院へ行く気力も出ないというので、自分一人だけで受診しにいくことにする。予約をずらして別の日にするということもできるのだが、次に都合のつく日が少し先になってしまうのと、その日になったからといって妻の具合が良くなる保証もない。
もう一つは、妻と話し合って転院することに決めたこともあってそのために紹介状を書いてもらう必要があったためだ。
今の病院は悪くはないのだが、大きな病院なせいもあって、主治医が定期的に変わる。今の病院でみてもらうようになって5年ほど経つが、今の先生で6人目だ。
大きい病院は入れ替わりがあるとはいえ、ちょっと変わりすぎるし、もともと人付き合いが苦手な妻にとってはようやく先生とのコミュニケーションが取れるようになってきた頃に転勤となって別の先生に変わってしまうということは、また最初からやり直しということになって、結果としてただ単に薬を貰いに行くだけという感じにもなってしまっていた。
ここにきてまた転院というのはリスクの高いことがらではあるものの、妻にとっては一人の先生と長く付き合う形のほうが向いているのだろうと思う。あまり転院を繰り返すのは良くないことなのだが、今の現状を考えると個人経営の小さな病院に転院したほうがいいだろう。
自立支援の手続きの変更など、しなくてはいけないことがまた発生するがいたしかたない。
主治医の先生に、妻と一緒に受診している時には聞くことのできないことを聞く。
一度起こってしまった妄想はなかなか消えるものではない。人によって個人差はあるし、妄想を消すのではなくいかにして妄想とうまく付き合っていくかということが目標である。
主治医の回答も同じものだった。しかし、わかってはいるけれども妄想とうまく付き合うということが一番難しい。
コメント
本当に厄介な病気だと思います。この病気は本人もつらいけど、家族も相当つらいです。妄想の話や幻聴に受け答えしているのを聞いていると、こちらの気が狂いそうになってきます。疲弊します。
奥さんの妄想が少しでも和らげばいいのですが…。転院が良い方向に向かっていくといいですね。
>転院が良い方向に向かっていくといいですね。
ありがとうございます。
あまり転院ばかりしつづけてしまうのも考えものなんですが、それでも病院に行くことが苦痛にならなくなれば少しは良い方向へと向かうと思っています。
転院先もまだ決まってはいないのでいろいろと大変なんですけれどもね。