週刊 5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α 57/99

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  1. 『ポリーナ』バスティアン・ヴィヴェス
    アメコミがアメリカの漫画であるのに対して、ヨーロッパの漫画はどんな呼び方をされているのかというと、バンド・デシネあるいはBDと呼ばれている。もっともこれはベルギーとフランスを中心とした地域における呼び名だけれど、フランスという国はそれだけ漫画が盛んな国でもある。さらにはここ数年は日本のアニメや漫画も人気で日本の漫画の影響がバンド・デシネにどういう影響をあたえるのか、はたまた影響などあたえないのか気になるところだが、かりに影響をあたえたとしたら、日本の漫画もうかうかしていられない状況になるかもしれない。実際、日本の漫画の影響を受けた海外の漫画が日本でも翻訳され始めている。さらに日本でも海外の漫画に対してはある程度の評価をする動きもあって文化庁メディア芸術祭ではマンガ部門というものを設け、海外の漫画にも授賞をしている。バスティアン・ヴィヴェスは第十七回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で新人賞を授賞した漫画家だ。
    バレエをあつかった漫画は少なくはないのだが、日本の場合は踊るということに焦点を当てた話が多い。しかし、この『ポリーナ』はバレエ・ダンサーが主人公で、そして彼女の成長の物語でありながらも、踊るということに焦点はあたっていない。バレエとともに生きていくことの人生全体を俯瞰するかのような形で描かれていく。そこが新鮮だ。

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