菜時記 皐月/辛丑

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。
だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。
妻はときおりこんなことを言う。
「私のような人間と結婚してあなたはハズレを引いてしまったわね」
そんなことはないよ、と答えるのだが、この言葉が妻に届いているのかどうなのかはわからない。
ただ、届いていなくても、この言葉が僕の本心であることに変わりはない。
菜時記 皐月/辛丑
今週はお米を買わなくてはならない。ということでそろそろ去年と同様、ふるさと納税を使ってお米を手に入れることを考えたほうがいい時期なのだが、実際にふるさと納税をやってみると、ふるさと納税という仕組み自体の問題点というのが見えてきて、日本の納税制度の行末というものを真剣に考えるのであれば、ふるさと納税という制度は行うべくではないのではないかという気持ちもある。なので少し悩んでいる。
それはさておき、今週の買い出しである。
先週は高かった長ネギが今週は2本で158円。ぶなしめじは2パックで98円とやけに安い。2パックもいらないのだがとりあえず買うことにする。
南瓜が1/4カットで98円と安く、アメリカ産のブロッコリーが128円とお買い得だった。僕は毎日食べるものでなければ産地はあまり気にしない。国産のブロッコリーは高いのである。
胡瓜は1本48円とまだ高いのだが、僕も妻も好きなのでまあいいかと買ってしまう。地元野菜のコーナーではそら豆が150円だったので、量は少ないけれどもこれもまあいいかと買ってしまう。
今週は可もなく不可もなくという感じの買い物となった。

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