双葉文庫『蛇行する月』桜木紫乃
小学館文庫『ロボット・イン・ザ・ガーデン』デボラ・インストール
文春文庫『後妻業』黒川博行
新潮文庫『本屋さんのダイアナ』柚木麻子
新潮文庫『南冥の雫 満州国演義8』船戸与一
ハヤカワ文庫SF『アルファ・ラルファ大通り 人類補完機構全短篇2』コードウェイナー・スミス
ハヤカワ文庫HM『特捜部Q — 知りすぎたマルコ —(上)(下)』ユッシ・エーズラ・オールスン
早川書房『蒲公英王朝記 巻ノ二 –囚われの王狼』ケン・リュウ
創元推理文庫『オーリエラントの魔道師たち』乾石智子
創元SF文庫『年刊日本SF傑作選2015 (仮)』大森 望・日下三蔵編
祥伝社文庫『ヒポクラテスの誓い』中山七里
集英社文庫『未来国家ブータン』高野秀行
ちくま文庫『パルプ』チャールズ・ブコウスキー
新潮文庫『宇宙ヴァンパイアー』コリン・ウィルソン
河出文庫『TAP』グレッグ・イーガン
河出文庫『エドウィン・マルハウス』スティーヴン・ミルハウザー
桜木紫乃はそれほど多作ではないように思っていたけれども、直木賞を受賞してからは年に2冊くらいは作品を発表しているので多作とまではいわないかもしれないが寡作ではない。ということで今年のはじめに文庫化された『無垢の領域』もまだ積読のままなのに今度は『蛇行する月』が文庫化。
『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は英国版『ドラえもん』という触れ込み。あからさまな感動物語は読む気はないけれども、主人公が中年ダメ男ということで少し気になる。
来月の一番の楽しみはコードウェイナー・スミスの『アルファ・ラルファ大通り 人類補完機構全短篇2』だ。「アルファ・ラルファ大通り」は僕の本家のサイトのタイトルにも使っているくらい大好きな話。未読の短編はおそらくは無いだろうけれども、再読する楽しみは残っている。
ケン・リュウの『蒲公英王朝記』はまだ1巻のほうも買ってはいないのだけれども、全巻出てから買うか、それとも今買うか。どちらにしてもしばらくは積読になってしまうのには変わりはない。
創元SF文庫では恒例の『年刊日本SF傑作選』。基本的には小説メインだけれども、短編漫画も選ばれていて、誰のどういう漫画が選ばれているのか楽しみ。
ちくま文庫からは、かつて、新潮文庫から出ていたチャールズ・ブコウスキーの『パルプ』が移籍して出る。ブコウスキーは気になったことはあるけれども、読んだことがない。この機会に読んでみてもいいかな。
新潮文庫といえばかつて『スペース・ヴァンパイアー』という題名で映画化されたコリン・ウィルソンの『宇宙ヴァンパイアー』が新訳で出る。『スペース・ヴァンパイアー』といえば、ヴァンパイアーなのにゾンビにしか見えないヴァンパイアー化された人々が走るゾンビと化してロンドンを蹂躙するシーンが有名。それまでのゾンビといえば走って逃げれば大丈夫というほどノロノロと歩くだけだったが、走っても逃げきれないという新たな恐怖を見せてくれた。
続いて漫画。
ヒーローズコミックス『アトム ザ・ビギニング(3)』カサハラテツロー、手塚治虫、ゆうきまさみ
YKコミックス 『ドリフターズ(5)』平野耕太
バンチコミックス45プレミアム『プリニウス(4)』ヤマザキマリ、とり・みき
モーニングKC『ゴールデンゴールド(1)』堀尾省太
アフタヌーンKC『コトノバドライブ(3)』芦奈野ひとし
ジャンプコミックス『群青のマグメル(3)』第年秒
こちらの方はよほどのことがない限り買う本。
『刻刻』の堀尾省太の新作、『ゴールデンゴールド(1)』がこの中では一番の楽しみ。
コメント