妻が統合失調症を発症し、入院し、そして退院後、一年半程は僕と一緒であればなんとか買い物に出かけることができた。
しかし次第に、人目が気になりはじめ、買い物に出かけることが困難になってしまった。
だからそれ以降は僕が日用雑貨を含め一週間分の食料を週末に一人で買いに行くようになった。
菜時記 水無月/己巳
今回はキャベツが安い。1個98円なので量が多すぎるとはいえども、これは買わないわけにはいかない。
キャベツに目移りしてしまったが、とうもろこしの甘々娘も3本580円で売られていた。そろそろ店にも出始める時期だと思っていたが、しかし二人家族の我が家には、3本セットというのは悩みどころである。これが2本セットだったならば即購入だったのだが、3人家族が多くなっているせいだろうか3個セットというものが幅を利かせるようになってきて、歯がゆい思いをすることが多い。茄子と胡瓜も先週と同じ値段でこの値段ならば買っても構わないのだが、先ほどの甘々娘の件もあって、久しぶりに地元野菜の店に寄ってみることにする。その店ならば胡瓜も茄子も安いだろうし、運がよければ甘々娘も売られているだろう。
ということで、心はもはや次の店に移っていってしまっているが、小ぶりの大根が1本60円、レタスは158円と必要な物はテキパキと購入する。
会計を済ませて、地元野菜の店へと向かう。読み通り、甘々娘が売られていたがこちらも3本セット。しかし550円だったのでこれは買うしかないと決断する。胡瓜が3本で120円、茄子は2個で100円となかなか良い買い物ができた。
次の店では肉類と麺類を買い、さわらの白じょうゆ付けがいつもより安かったので買って帰ることにする。
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