趣味は仕事。
という人はたまにいる。
僕はプログラムを作るのが好きで、さらにはそれを仕事としている。
だったら、趣味を仕事にしているのと同じではないかと思うかもしれないが、僕自身は趣味を仕事としているという意識はまったくない。
小学生の頃、とあるテレビドラマの中で、登場人物の一人が主人公に対して、趣味は仕事にするものではないというセリフがあった。
ドラマの題名も俳優の名前も忘れてしまったのだが、この言葉だけは覚えている。
好きなことを仕事にすることができるのであればそれは幸せなことで、趣味を仕事にしてもいいのではないかと子供心にそう思ったのだが、その一方で、あえて好きなことを仕事としないということにかっこよさを感じもした。そのストイックさに憧れたのである。
月日が経ち学校の卒業が間近となり、社会人となることが否が応でも決定した時に就職先をみつけなければいけなくなったのだが、その頃には趣味を仕事にしないというような制約を課して自ら茨の道に突き進もうなどという思いはさすがになく、好きなことを仕事にできるのであればそれは幸いだということでプログラムを作ることを生業とした。
が、言い訳めいているかもしれないが、ではプログラムを作ることが趣味であるかといえば趣味ではないのである。
好きなことは全部趣味なのかといえばそんなことはないわけで、僕にとってプログラムと作るということは好きなだけであり趣味としてはいない。
趣味であれば気分がのらないときには何もしなくてもいいのに対して、仕事の場合は気分がのらないときでもしなければいけないのである。
仕事は趣味にはしないということはそういうことだったのだ、と理解したのは社会人になってしばらくたっての事だった。
趣味は仕事

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