ハヤカワ文庫SF『ゴッド・ガン』バリントン・J・ベイリー
ハヤカワ文庫SF『伊藤典夫翻訳SF傑作選 ボロゴーヴはミムジイ』伊藤典夫編
徳間文庫『うたかたエマノン』梶尾真治
河出文庫『消えたダイヤ』森下雨村
ちくま文庫『オシリスの眼』オースティン・フリーマン
創元SF文庫『うどん キツネつきの』高山羽根子
竹書房文庫『完全記憶(上下)』デイヴィッド・バルダッチ
小学館文庫『人喰い』笹沢 左保
国書刊行会『ぼくのミステリ・クロニクル』戸川安宣
講談社『本格力 本棚探偵のミステリ・ブックガイド』喜国雅彦
来月は珍しいことにあまり気になる本が出ない。
東京創元社からは先月『時間衝突』が復刊され、ちょっとベイリーが脚光を浴びてきたんじゃないかと勝手に思い込み、『時間帝国の逆襲』もどこかで復刊してくれないものかと思っていたら、ハヤカワ文庫から短編集が出る。短編集は『シティ5からの脱出』以来これで二冊目。
しばらく前に『ボロゴーヴはミムジイ』というタイトルの本が出るようだと耳にした。てっきり、かつてハヤカワ・SF・シリーズで出ていた『ボロゴーヴはミムジイ』の文庫化と思ったのだが、いまさらあれをまるごと文庫化するというのもどうかとも思ったのだが案の定、表題作だけを収録したアンソロジーだった。しかし伊藤典夫翻訳SF傑作選ということで、これはこれで期待できる。
河出文庫からは『白骨の処女』に続いて同じく森下雨村の『消えたダイヤ』が出る。森下雨村がこうも早いペースで復刊されるとは思わなかった。『白骨の処女』はまだ積読状態なので、先にこちらのほうを片付けねば。
竹書房文庫から出るデイヴィッド・バルダッチの『完全記憶』はタイトルどおり、事故によりどんな出来事でも忘れることができなくなってしまった主人公の刑事が妻子を殺され、その犯人を追うという話。新しいことを何も記憶できなくなってしまった人間が事件の真相を追うという物語はあったけれども、その逆というのはちょとと珍しい。ひょっとしたらあるかもしれないのだが、すべてを記憶してしまうということが事件の操作にどういう影響を与えるのか気になる。本国ではシリーズ化されているらしい。
続いて漫画
ヤングジャンプコミックス『ゴールデンカムイ(9)』野田サトル
シリウスKC『ベアゲルター(3)』沙村広明
KC DX『冒険エレキテ島(2)』鶴田謙二
アフタヌーンKC『ヒストリエ(10)』岩明均
アフタヌーンKC『波よ聞いてくれ(3)』沙村広明
ビッグ コミックス『細野不二彦短編集(2)』細野不二彦
少年チャンピオン・コミックス・エクストラ『レイリ(1)(2)』岩明均/室井大資
週刊少年マガジンKC『アルスラーン戦記(6)』荒川弘/田中芳樹
来月は沙村広明の新刊が2冊出る。
しかし一番の驚きは鶴田謙二の『冒険エレキテ島(2)』だ。
何度か、連載開始というアナウンスが流れつつも一向に連載される気配がなく、もっとも、遅筆で有名な鶴田謙二なのだから、ファンとしては連載される気配もないというのは当然のことと甘んじていた。そもそも『冒険エレキテ島』の1巻が出たときですら、1巻と付いていながらも、このまま永久に2巻が出ないという可能性も高いと覚悟していたので、来月2巻が出るというのは実物を見るまでは信じられない気持ちもある。
来月の気になる本

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