統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。
だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。
いつになったら私は解放されるの?
と妻は僕に尋ねる。
妄想に取り込まれている以上、開放されることなど永遠にやっては来ないし、妄想を否定する形となる答えは妻には届かない。
これは答えを僕は知っていながらも答えてあげることの出来ない妻からの問いだ。
菜時記 神無月/壬午
キャベツが高騰している。1/2カットで170円だ。なので、先週と同じく次に店で買うことにする。
レタスも同様で248円。今回もレタスは諦めることにする。
しめじは98円、長ネギは2本で170円と妥当な値段だが、大根が高い。地元野菜のコーナーで大根1本90円だったのでそちらを買うことにする。
地元野菜コーナーでは小松菜が170円でほうれん草が160円と普段とは値段が逆転していた。今回は小松菜が欲しかったので、釈然としないのだが小松菜の方をかごに入れる。
その後、念のためにとチェックをした地元コーナーではないところの小松菜が159円だったので、すぐさま交換する。
珍しいこともあるものだ。
白菜も1/4カットで170円、人参はいつもと同じ値段だったけれども一回り以上も小さいものばかりでいろいろと野菜が高い。
我が家は僕も妻も野菜中心の食生活なので、野菜が高いとコストパフォーマンスの高い食生活になってしまう。
次に店ではキャベツが1/2カットで161円だったので、気分良く買い物ができたのだが、みかんを買おうとJAの店に入ったところ、キャベツが1個160円だったのでショックを受ける。
先にJAの店に寄るべきだった。
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